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父の命が尽きようとしています

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76歳の父の命が尽きようとしています。

4年前にがんを患い懸命に闘病をしてきた父。
抗がん剤治療の苦しさにも何一つ愚痴を言わず一生懸命に生きてきた父。

何も親孝行らしいことすら出来ず、父の命が尽きようとしているのを目前にしてただただ狼狽えるばかりの私が居ます。

父の死を仏様の教えではどの様に考えれば良いのでしょうか。
そして私はここでどの様な対処をすれば良いのでしょうか。

未熟な私にアドバイスをいただければと思い、初めてここに書き込みをさせていただきます。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏様は必ずお父様をお救いなさって下さいます

拝読させて頂きました。
お父様が臨終の時を迎えようとしておられる今あなたやご家族の皆様にとっては言葉にはならない深い悲しみや寂しさに包まれていらっしゃることと思います。皆さんのお気持ちを心よりお察し申し上げます。

お父様はご両親様から命を頂き沢山の方々に育まれてそしてあなたや多くの皆さんを育みながら一生懸命に皆さんと生き抜いていかれていくのです。そしてあなたや皆さんとのご縁はこれからもずっと深まっていくのです。
どうか今その時が来ることを思いお父様とのひと時ひと時を大切にお過ごしなさってくださいね。皆さんにとってかけがえのない深い時間となり、そして皆さんはその時やご縁を受け継いでいかれるのです。

お父様がその天寿をまっとうなさる時には必ず仏様がお導きなさってくださいます、そしてお父様は仏様の元に生まれて一切の苦しみや迷いから解放されて心から安らかになられます。
そして沢山のご先祖様方や親しい方々がお父様を迎えてくださいます。
どうか安心なさってください。
私もお父様が心清らかに穏やかにその天寿をまっとうなさり仏様に導かれて心から安らかになられますようにと切に仏様にお願いさせて頂きお念仏おとなえさせて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

どうかお父様とのこの時を大切に皆さんと分かち合いながらしっかりとお父様をお見送りなさってくださいね。
お父様は皆さんとのご縁をこれからもずっと大切になさってくださいます。そしてこれからもずっとお父様はあなたや皆さんをいつもいつも優しく見守っていてくださいます。

さみしさや悲しみは尽きないかと思います。どうぞその思いを皆さんと分かち合いながらお父様にお向き合い頂き喜びも悲しみも共になさってください。

仏様は必ずお父様を大切に救い導いてくださいますからね。

あなたや皆さんとお父様とのご縁がこれからもずっと深まりながら皆さんが共に仲良く幸せに生き抜いてくださいますようにと切に仏様にお祈りさせて頂きます。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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命には限りがありますが。

 お父様、闘病、本当に頑張られていますね。人間の寿命というのは本当にわかりません。昨日会った人が今日ということもあります。信仰されている宗教はわかりませんが。ちょっとだけエピソードと浄土宗の考え方をお話しますね。
 浄土宗では、命尽きるとき阿弥陀さまが迎えに来てくださいます。もちろんお念仏を唱えることが大事ですが。
そしてやがては命が尽きる私たちは極楽で再会できます。
浄土宗のポスターに南無ちゃんというキャラクターが、「また会える」と言っているのがあります。
 私の祖母が亡くなった時に従兄弟が「ばあちゃん、さよなら。お元気で。また会いましょう」と言いました。
私たちは必ず阿弥陀さまの本願の力で再び極楽で会うことができます。
 今は精一杯頑張られているお父様に寄り添い、しっかり看病してあげてください。どんなに意識がないようにみえても耳は最後まで聞こえています。あなたの思いや、できるだけプラスな内容のことを語りかけてあげて下さい。
それが今、あなたにできる親孝行だと思います。
 あなたご自身も体を大切になさってください。

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おきもち

九州に住んでいます。 長い間、教育職をしていましたが、発心して浄土宗の僧...
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死をどう受け止めるか、それは信仰している宗教や宗派、あるいは個人の考え方や思想で違ってきます。
私としては命の終わりは永遠の別れではないと思っています。
また会える時が必ず来る、それまでのしばしのお別れ。私はそのように信じています。
南無阿弥陀仏

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おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

一向寺 Kousyo Kuuyo Azuma様。
お忙しいところ、心にしみるお言葉を本当にありがとうございます。

父の病気が悪化した事により、様々な方々と巡り会うことが出来ております。
Kousyo Kuuyo Azuma様ももちろんですし、今まで強く意識しなかった仏様とのご縁も深く感じております。
父の命の灯火が消えるまで父に寄り添いたいと思います。

また何かありましたら書き込みをしてご相談をさせていただきたく存じます。

ありがとうございました。

圓常寺 三宅 聖章 様。

夜遅くにもかかわらずご回答をいただきありがとうございます。
私は信仰している宗教や宗派は有りませんが、自分では仏様に帰依したいと漠然とではありますが考えております。
三宅 聖章 様の回答は私の心に救いの手を差し伸べていただいたと感じております。

ありがとうございました。

円宗寺 福田至誓様。

真心のこもったご回答をいただきありがとうございます。
ご回答を拝見しながら仏様の道が少しずつ分かって来たような気がします。

今は全力で父親を支えたいと思います。

また私の体の心配までしていただき重ねて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

「大切な人が危篤・余命宣告」問答一覧

母の心と体と頭のバランス

父が先月突然亡くなり、母と私と姉はショックが多すぎるていたのですが、やる事が沢山あり過ぎて頑張っていますが、母が2年前に家で転倒をしてから、気力がなくなり、母に変わって父が家の事をする事になり、父は家の事を母に任せていたので、味噌汁の作り方を一から母か父に教えていましたが、母はそれから父に愚痴る事が多くなり、父も耳が遠かったので、我慢していましたが、姉はその状況を見ていたので母に父が可哀想だと伝えると、私も辛いのよと母は言っていたそうです。でその父が亡くなった事で今度は、私や姉に愚痴をこぼすようになり、私は母に心の病気である事を伝え、愚痴をこぼしている時の母の顔は、とても怖いとも伝えました。母は今までそんな事を言われた事もないし、自分でもそう思わないと言うのですが、私や姉がそれに振り回されている事も伝えましたが、母はそれから自分の顔を鏡で見たりして、母も私も一度訪問ドクターに相談しようと言う事になったのですが、母も今度先生が来たら話しをするとも言ってくれていたのですが、私か1ヶ月仕事も休んでいたので、5月から仕事も戻るので、5月には、家に帰る事も前から、伝えてあったのですがら私か帰る日の朝にまた怖い顔をして、先生には、心臓の先生なので、心の病気の話しをするのは失礼だと言い出し私は、話しをしないし、そんな事ないと言い出したので、その場では、わかったと伝えましたが、私や姉は、先生にちゃんと話しをする事も決めていたので、何故今になって、母はそれまで自分からも話しをすると言っていたのに、失礼だから話しをしないと言い出したのか、とてもわかりません。これも心の病気なのかとも思います。母の心の病気をこれからどうしていったらいいのでしょうか?

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