現在の自分の周りの環境が変わらないでいてほしい気持ち
私は幼い頃から環境に恵まれ、周りの友人は複雑な家庭環境や片親などで育っている中、全く寂しさを感じることが無く育ちました。 家に帰ると必ず両親のうちどちらかが居り、裕福とは言えないものの、特に金銭的に苦しい事もなく生活できました。 私が生後しばらくして皮膚炎を発症したのもあってか、両親が遅くに結婚しての一人っ子ということもあり、多少過保護で過干渉で育ちました。 私は生来の性質のせいか、学校生活を楽しめず,小中学校は不登校になりがちで、通信制の高校に入ってもやる気にならず、入学後10年経ってからようやく卒業せねばと急いで卒業しました。 精神的に悩むことも多く、病院に通ったりしました。 一般的には、結婚を考えたりする年齢のはずですが、自分にはそういった願望がありません。自分の気持ちが昔からの環境に張り付いて動かないように感じるのです。「このままでいたい」と。 仏教を学んでみても執着心が弱くなりません。 何とかなると思っていたのですが、時間だけが過ぎていくのです。親は70代です。いまだに「忘れ物はないか」と聞いてきます。 なぜ10年前にこの危機感を持たなかったのか、とか何故みな死ぬことは当たり前なのに私はそれをわからないのか、と思います。30年あった環境が変わることへの未知の恐怖があります。 私は自分を保てなくなるのが恐怖です。親を愛しているのではなく、馴染んだ状態への執着心だと思います。まだ親にはさまれていたいとは。どうすればいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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これからもずっと
拝読させて頂きました。
そうですね、慣れ親しんだ環境や状況特に親との関係性が変わってしまうことは今まで馴染んできた分なかなか受け入れられないことですよね。あなたのお気持ちよく分かります。
とはいえものごとや人も状況も刻々と変化していきます。いっときとして変わらないことなどありはしませんよね。
親もあなたも私達も全てが移り変わりゆくものです。それは仏教の教える真理である諸行無常ですよね。
どのように変わりたくないと思ってもその流れを誰も止めることはできません。ですから少しずつ少しずつその移り変わりゆくものや人を受け入れていくことがやはり大事なことです。
そのことにとらわれてしまいますと自らを追い込み苦しむことになります。
あなたはご両親様から生命を与えて頂き沢山の愛情を受けながら育ち今生きていらっしゃいます。そしてこれからもあなたはご両親様から愛情を受けながら生きていくのです。ご両親様が天寿を全うなさり仏様のもとに旅立たれてもあなたとの関係性は変わりません。ご両親様とはそれからもずっとご縁が続いていきます。
その後もずっとあなたはご両親様からいついかなる時でもあたたかく見守り続けて頂きます。
どうぞそのことを心の真ん中に据えてこれからもずっとご両親様や皆さんと一緒にお健やかに生き抜いてくださいね。
あなたはいついかなる時でも独りではありません。いついかなる時でもあなたはご両親様やご先祖様方から守られているのです。
どうぞ自信を持ってこれからの日々を大切に過ごして下さいね。
質問者からのお礼
ご回答、有難うございます。今の停滞した感情は、自らを変えていこうと積極的に動いてこなかったことに原因があるように思えます。まだまだ気持ちの方向転換は難しそうですが、生まれてきてしまったということは、そういった問題を持ち歩くことなのだと考えて、少しでも現状が良い方向へと向かうようにしてゆきたいと思います。親身なご回答を頂き、誠に有難うございました。