自分の意思と他人の言葉
お仕事について悩んでおります。
ぜひ、一言お力添えをいただければと思い、ご相談ささていただきます!
私は入社して1年半、芸能マネージャーというお仕事で、人と関わるお仕事をしております!
私は昔から音楽が大好きで、人と音楽を繋げたいという気持ちからこのお仕事を選びました。
就職活動中は、なかなか思ったようにいかないこともあり、学校を卒業して半年間はフリーターとして働きながらいろんな芸能事務所を受けまくりました。
70社くらい履歴書をだし、念願だった芸能マネージャーになれました。
そこからは順調にいろんな仕事を任せられて、仕事も楽しくやっていましたが、今の会社の人間関係や、やり方がどうも合いません。
自分のやりたい音楽でもなければ、上司を尊敬することもできなく、このままこの会社にいていいのかととても悩んでいます。
いろんな大人は、やはり3年働かないと本当の仕事はわからない!と言います。
本当にそうなのでしょうか?
今の時代、いろんな会社でいろんな経験をすることで最終地点にたどり着く。そんな考えは違うのでしょうか?
私はこの会社でしか、働いたことがありません。
他の会社の仕組みや、売り出し方など学べることはたくさんあると思うのです。
ここでやめたら、終わりなのでしょうか?
ただ、メンタルが弱い、今の若い子はすぐやめるで片付けられてしまうのでしょうか?
私はこの仕事の楽しさも知っていますし、もっともっとすごい人たちの元で学んでいずれ独り立ちできるようになりたいと考えています。
今のままこの会社で働くのは、ストレスで毎日楽しく生きていけません。
毎日怒られないように生きて、一日が早くて終わらないかなとだけ思い生きています。
尊敬する上司、自分の担当したいジャンル、そんな理想の環境を求めるのは3年は働かないと求めてはいけないのでしょうか?
最近、このように悩み。相談できる人もいず、苦しい毎日です。
私は人に流されやすいので、自分の意思は固くてもほかの意見を聞くとすぐにそうなのかなとおもってしまいます。
ですが、自分の意思は揺らがないので毎度同じ思いの繰り返しです。
ぜひ、回答をよろしくお願い申し上げます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
う~ん…悩みますね
ご相談拝読しました。
言葉というのは何か特定の対象を指し示すものであって、その言葉があらゆる事象に当てはまるというものではありません。
なので「やはり3年働かないと本当の仕事はわからない!」ということもある面ではあるでしょうし、「いろんな会社でいろんな経験をすることで最終地点にたどり着く。」ということもそれはそれであるでしょう。
大事な事はそれを証しするのは他でもないあなた自身ということです。
あなたが今辞めることで今の会社の上司が「やはり3年働かないと本当の仕事はわからない!」という評価をしたとしても、あるいは転職の面接等でそういう評価をされ中々上手く進まなかったとしても、あなた自身がその後の歩みで「本当の仕事」を求めて実践していくのであればあなたにとってその言葉は当てはまらなかったということになります。
業界による違いや個人差もあるでしょうが1年半という期間は何も分からないまま辞めると言うほどの期間ではないと思います。一方で好き嫌いの差があることは認めますが上司を「尊敬できない」と言い切ってしまうには少し早いような気もします(もちろん相手にもよるのですが)。
今一番近くにいる業界の先輩はやはり会社の上司ですよね。長年の経験や仕事への思いから学べるところはあるはずです。
そして「他の会社の仕組みや、売り出し方など学べることはたくさんある」ことは事実でしょうが、それがはたして会社を変えなければ学べない事ばかりなのかどうかでしょうか。
仕事はしたくもない内容もあれば合わない人間がいることもあるでしょう。そうした都合に合わないものから簡単に逃げるだけでなく、今の会社でそれを変えていくことができないのかどうか。それはつまり自分が変わるということですね。
…こう言うと理想の環境を求めて会社を移ることをとめているようですがけしてそうではありません。
移ろうが移るまいがそれ自体に良い悪いがあるわけではなく、結局はあなた自身の歩みがあなたからあなたへの評価を決めていくのです。思う様に突き進んでみるのも一つの道でしょう。
ますますのご活躍を念じます。
実績をつくるための3年間と考えると良いと思います
亡くなった歌手の本田美奈子さんは、おへそを出した衣装を着せられ大きな振り付けで踊るアイドル歌手としてデビューされました。本田さんご自身は歌の力で評価されたいという願いがあり、本来は演歌歌手になりたかったそうです。
デビュー後、不本意な仕事が続いていたため、たまりかねて事務所に自分の気持ちを訴えると「そういうことは、売れてから言え」と一蹴されたそうです。その後、本田さんは事務所にいわれた通り「売れる」ための方法を考え実行し、その実績で自分の意志を通していったという事です。
「本当に自分がやりたいことはこういうことだ」という事を守りながら、現状で最善を尽くしていれば、かならずそれを見ていて、チャンスをくれる人が現れます。仕事はそういうものではないかと思います。実績があれば、それが評価される場面はかならず来ます。
そういう実績つくりのためには、どのような業界でも、だいたい3~5年はかかるのではないでしょうか。
ただ我慢しろというのではなく、時間を無駄にせず実績をつくる3年間、5年間と考えればよいのではないかと思います。