パートナーと結婚するか悩んでいます
回答 2
有り難し 23付き合って8年になるパートナーがいます。
数年前から結婚したいと言われてるのですが、OKせずに現状維持をし続けています。
なぜ結婚に踏み切れないかは、以下のような理由があります。
- 婚姻制度に意味を見出せず、主義思想に相反する
- 自由を奪われる気がする
- 燃えるような恋の感情をまた経験したいという気持ちがある
- 自分以上に相手を大切にできない
日常の中で「この人なら結婚してもいいかもしれない」と思うこともありますし、パートナーは私には勿体無いほどできた人間だと思うのですが、どうしても感情的に踏みとどまってしまいます。
いずれにしても決断するにあたって前向きな理由がつけられず、問題を先送りにしてしまっています。
感情に従うべきか、考えすぎず、やり直しが効かないわけでもないし、結婚するか、ご助言いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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制限されることで広がる世界
はじめに、
「自分以上に相手を大切にできない」
これは素晴らしいことです。あなたの長所です。
相手を大切にすることも大事ですが、自分を大切にできなければ幸せにはなれません。
自分が幸せになれなければ、相手思いやる余裕もなくなってしまいます。
どうか、自分という存在を大切にしている自分を誇ってください。
さて、本題に入ります。
あなたが理由としてあげているものを見ると、
結婚によって、相手・時間・肩書きなどが制限される
という点に対して悶々となさっているのかと思われます。
私の意見としては、結婚なさった方がいいと思います。
確かに、結婚は相手も限られますし、自由も制限されるかもしれません。
でも、いろんな選択肢が目に入らなくなるからこそ、夢中になれることもあると思います。
この人と頑張っていこう、と決めたからこそ、湧いてくる感情や想いがあるはずです。
結婚で視野が制限されるからこそ、視界にあるものが詳細に見ることができ、いまだ見えていない部分が見えてくるはずです。
金魚鉢に入っている金魚って可愛く見えますよね。
しかし金魚から見た世界は、金魚鉢のせいで歪んで見えてしまうそうです。
このように、世界はその中に入ってみないとわかりません。
まずは結婚をなさってみて、その世界が良かったならそのままで、ダメならその世界から抜け出すのはどうでしょうか。
自分を大切にできるあなたであれば、他人も大切にできるはずです。
うまくことが運ぶことを、祈ります。
年をとったときに後悔しないかどうか
仏教では諸行無常と言います。
誰でも年老いていきます。
あなたももうすぐ中年になります。
そのときになって「やっぱり結婚しておけばよかった」とか「やっぱり子供が欲しい」とか、後悔はしないでしょうか？
このハスノハに相談される方の中にも、そのような方がいらっしゃるので。
自分がこれから老いていき、異性から恋愛対象に見られなくなっていくということは、リアルに想定しておいた方が良いです。
結婚したって、嫌なら離婚できます。
試しに結婚してみるのも良いかも？
しかし、結婚に向いていない方もいらっしゃるので、結局はあなた次第です。
子供が欲しくないなら、急いで結婚する必要はないですしね。
