やる気が出ない
一昨年、不安障害で入院しました。今は通院して、作業所も通って、前よりも回復はしているですが、やる気が出ない事で悩んでいます。週のはじめあたりは気持ち的に楽なのですが、だんだんと辛くなってきます。入院する前は元気で勉強も武道も仕事も生きがいに感じ、友達もたくさんいました。今では全く反対の生活をしていて、毎日が淋しいです。そのためか、何事にもやる気が出ず、さらに、友人の死などで更に自分もいつかは死ぬのではないかと不安です。
どうかよろしくお願いします。
考えすぎ、気が弱いところです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「やる気が出ない」ということを選択してやっている、と知る。
ABCDEという5つのやらなきゃいけないことがあるとします。
Aをやるにもきっとダメだろう。
Bはまだちょっと無理かもな。
Cは最後にしよう。
Dだけは気が進まない。
Eなんか無理無理。
結果的に、
Fはぁ~、やるきがねぃ。立つ気もねぇ。仕事をする気も、何にもねぇ。(IKUZO風に)
という状態に陥っちゃうのが人間というものです。
それをやっているのです。
「やらない」をやっている。
ABCDEを考える度に気が沈んでグダー状態をやっているのです。
試しにこれを読みながら今すぐ立ち上がって、2回スクワットをしてみてください。
他の皆さんもやってみてください。
左を見ましょう。
はい。
右を見ましょう。
はぁ~、上見て頂戴、してみて頂戴、ひだりィ、みぎィ、前後ろ。(IKUZO風)
やれたはずです。
この位やれるはずです。
そんなことならできるという話じゃありません。
見知らぬオッサンからやってごらんと言われて、見知らぬオッサン(わたし)から右向いて左向いてとかで、動いてしまうこの体の「無条件さ」「無我」に気づいて頂きたいのです。
自分の心を縛るのは自分。自分のルール。自分の思い込み。自分のとらわれ。
そこから離れるためには、思っていることを優先せずに、今からテポドンが飛んでくるとでも思ってすぐに行動に移すべきなのです。
今知らずに、このページを読めていたはずです。
やる気がないなら、読む気すらないはずです。
質問すらする気が無いはずです。
大丈夫です。
あなたがあなたの自分の思考トラップ、思いかたに騙されずに、今やれていたことに自信を持ってください。
さあ立ち上がって、夕食の準備なり食べるなりしましょう。
その時に、無心に(無私心を無心という)箸やスプーンを持っている自分の自由さに目を向けましょう。働きとは、この自己の身心の働きの事。
この自己の身心を働かせれば自然にお仕事も働かせることもできるのです。
自分の条件付けに騙されずに、思考優先ではなく、体の動き優先に行動してみてください。
「ああ、本当だ。いま、条件なしに動いていた私がちゃんとある。」と気づけるようになるはずです。この文だって、普通にスラスラ読んでいたのですから。
質問者からのお礼
ありがとうございました。気を楽にやってみます。