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剃髪のしかた

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どうもこんばんは
半年ほど前からちょくちょく剃髪をしているのですが剃髪後の再剃髪についてお尋ねします。

私自身、(毛根の)生存欲が大変強く、強固に幅広く繁栄しているため
頭全体を1日放っておくとバスタオルで拭いた時や暖簾をくぐった時に首を持っていかれ、
3日放っておくとマジックテープの固い部分になり、
5日放っておくと金タワシみたいな手触りになります。

毎日剃れば良いのですが、若干カミソリ負けしてしまい頭皮がヒリヒリします。
5日ほど置いて剃った場合は、髪が伸びすぎて剃るのに時間がかかります。

そこで二つ質問なのです。
①宗派によっては4日、9日の5日に一度しか剃らないという事ですが、そこまであけてしまった場合、剛毛で毛根が死んでいないお坊様はどのように手際よく剃られているのでしょうか。

②毎日剃る場合は、毎回少しカミソリ負けをし有髪時より使っている毛穴の油を取るシャンプーで洗った時にしみたりするのですが、これは慣れるのでしょうか。

ちなみに私が使っているのは、ジレットの電動安全カミソリ5枚刃でシェーピングクリームです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ひろさんほどではないですが、そこそこ剛毛です。
私もジレットのT字の三枚刃です。刃はマッハシン スリー ターボです。標準の安いやつだと痛いばかりで剃れません。全然違いますよ。
もうワンランク上の刃も発売されましたが、コスパに見合うほどの違いを感じなかったのでマッハシン スリー ターボを愛用しています。
シェーブガードはシックの泡です。

①お風呂に入ったらとりあえず石鹸で頭を洗い、シェーブガードを塗ってから身体を洗うと大分違います。後から入る人がいない場合はシェーブガード塗ったままお風呂につかるとさらに良いです。

②お風呂から上がったらニベアクリームを塗ります。そういないとヒリヒリします。
ただ、ひろさんの場合は翌日のお風呂でもしみるということでしょうか。それはありません。もし翌日もしみるならやり過ぎでしょう。

剃りあがりの綺麗さは徹底的に剃るのではなく、剃り具合(長さ)が揃っているかどうかです。「毛根が死ぬ」というのがよく分かりませんが、毛根まで剃るという意味でしたら、それはカンナで皮膚ごと削っているようなものですからやり過ぎです。
皮膚のラインで整えると、けっこう黒いのがポツポツして触るとそれなりにザラザラしますよ。そのくらいで丁度いいです。

お釈迦さまの頃は月1回だったか2月に1回だったか忘れましたが、そんなものです。なおかつ指2本分の長さを越えないようにという規定でした。禅宗の49日に剃るというのは金属の流通が増え、刃物の質も向上したから出来たことなのだろうと思っています。

それに本来は自分で剃るのではなく、功徳を積ませるために他人に剃ってもらうのが出家者としては正式です。

月1くらいで床屋さんに剃ってもらってはいかがでしょうか。自分で剃るよりは高くつきますが、普通のカットのことを思えば割安です。
学生時代、散髪屋さんで順番待ちをしていたら、剃ってもらっているご老人と散髪屋さんが話していました。「自分で剃っても良いんだけどさ、やっぱりプロは道具が違うよな。刃が違うよ、刃が。」「えぇ、まぁ、コレは訓練して使わないと危ないですからね。」

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おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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 こんばんは。
 のれんやタオルでひっかかるのは、お坊さんあるあるです。
 私も頭皮への負担やカミソリの使いすぎの経済的負担(2回程度で交換している)を考えて、毎日剃る事はしません。髪が伸びすぎてしまった時は、電気バリカンのアタッチメントなしで刈った後にカミソリを当てています。
 またカミソリを当てた後は、クリームなどを塗って頭皮を手入れしてます。
 カミソリは本当はシックの一枚刃が一番良いのですが、今はなかなか売られていないので、私はジレットの3枚刃(追記:偶然にも大慈さんと同じマッハシンスリーターボ)です。剃った毛が詰まってしまわないタイプのものを使っています。シェービングクリームまたは手づくり固形石けんです。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

>>光禪様
お返事ありがとうございます。
私の再度剃るタイミングは枕が冷たくなくなったら剃っておりますが、1ヶ月以上放置した後は、先ずアタッチメントなしの電動バリカンで短く刈上げ、カミソリで剃髪を行います。
貧乏性なので剃刀の刃は5回くらい使って替えておりますが、基本は2回くらいで刃についているジェルも無くなりますね。
以前ミャンマーに瞑想修行に行った際にクラシックな安全剃刀と両刃の一枚刃を現地の信者さんからお布施して頂いたのですが、使い方や刃の装着の仕方が分からずそのまま捨ててしまいました(笑)
しかし頭皮の手入れというのは全く考えておりませんでした。
とても矛盾するのですが、クリームなどの毛穴に詰まるものを塗るとハゲそうで・・・・(笑)
剃髪するだけで隠れていた三毒が如実に表れる、仏道とは奥が深いですね。

>>大慈様
お返事ありがとうございます。
私はジレットの電動カミソリのブログライドとフュージョンという5枚刃を使っております。
ジレット史上最高の優しい剃り心地というキャッチフレーズにやられました(笑)
シェーブガードを付けたまま入浴されるというのは、髪や皮膚をふやかして剃りやすくるという発想でしょうか。
確かに昔床屋で髭剃りをしてもらう時は、クリームを塗って蒸しタオルをかけられたので効果ありそうですね。次回よりやってみます。
ちなみに沁みるのは当日だけです。頭皮全般的にヒリヒリするのですが、耳たぶに隠れたところやうなじ等の剃り残しが多く皮膚が柔らかいところを何度も剃ろうとするので特にヒリヒリします。
四方八方から触ってもザラザラ感が無くなるまで剃ってしまいます。
毛根が死んでいないお坊様というのは、放っておいたら髪が生えてくるお坊様という意味です。
カツオくんは毛根が生きていますが、波平さんは半分くらい毛根が死んでいますね。
床屋さんも考えたのですが、天台宗の露の團姫さんの出家直前の様子を追ったTV番組で、
床屋が剃刀を持ったまま、緊張する、と言っていたのを見て自分で剃ろうと思いました(笑)

実は以前、上座部仏教で短期の比丘出家をする機会があり、その時は私費で前日に剃髪会を行いました。
参加者それぞれに、ハサミを入れてもらい、切った髪の毛を用意した蓮の花(造花ですが)に入れました。
最後の剃髪を真言宗の僧侶の方にお願いし、真言宗式に頭に三つの島というか団子を残して大五郎カットにした後に、全部剃髪していただきました。
僧侶の方に、出家は大変稀有でめでたい事なので切った髪の毛は蓮の葉にくるんで持ち帰りましょう。
と言われ、全てを捨てるために出家するのに髪の毛を持ち帰るとはこれ如何に?
と笑いながら言ったことを思い出しました。もちろん持って帰りましたが(笑)
その時の僧侶の方に、お山では電動のジレットが流行っている、シッ〇は血だらけになると仰り電動のジレット剃刀をお布施されました。

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