自分に自信が無くて嫉妬ばかりしてしまいます。
初めまして、お忙しい中質問に目を通していただいてありがとうございます。
簡単なこともプロフィールに記載(お坊さんのみ公開)していますので、併せて見て頂けると幸いです。
間もなく入籍を控えている彼がいます。
私は彼とお付き合いしたのが、人生で初めての異性との交際です。
相談内容は私が彼の周りの事の些細な事で嫉妬してしまうので、その嫉妬心をどのように抑制し、大らかに受け入れ、一緒に笑って楽しく居られるようになるか助言を頂きたい次第です。
可愛らしい女の子のキャラクターに対し彼がそれを見て可愛いと言っていると嫉妬心が湧きます。
彼の好きな女性歌手は本当に歌声が素敵で今度一緒にライブも観に行く予定なのですが、私もその方の歌声が聞けて嬉しいなと思うのに何故か心が重たいです。
彼だけのコミュニティー内での出来事を話をしてくれますが、異性の方の話をされるとついもやっとしてしまいます。
他にも私も無難に「そうなんだね」とか軽く流す感じで話を終わらせたいなと思うのですが、彼が気付かずにその話を続けようものなら黙りこんでそっぽ向いたり、それ以上聴く姿勢を持ちたくなくなります。
彼がそういう出来事を共有したくて私に報告(伝えたい?)してくれているんだろうと思うのですが・・・
余りそっけない態度をとっていると、今はこんなに話してくれているのに、何時かどんなことも話してくれなくなって内緒や秘密を持ったりするんじゃないかと考えたりもします。
彼の好きなものを制限するつもりはありませんし、自分で管理できる範囲で彼の自由にさせています。
誌面や画面上の女の子は現実のものではありませんし、アーティストの方を応援するファンとしての行動だということも解りますし、私も自分の好きなものを応援したい気持ちはあるので納得しないといけないと思っています。
そして私自身、自分に自信がありません。
そういった面も関係しているのではないかと思います。
彼はとても優しいですし、思いやりのある方です。
私が県外から移り住んだばかりで心細いのを理解し、いつも大切にしてくれるとても素敵な方です。
ですので、そんな彼を傷つけない為にも彼の大事にしている周りの事に対して、プラスの方向で理解をしながら日々楽しく生活できるようになるには、私はどういった事を心がければ宜しいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
なんと可愛らしい
私は間もなく結婚20周年になりますが、パッと読んで「何とも可愛らしい、素直な問いかけだ」と感じました。眩しいばかりです。基本の答えは「そのままでいい」です。
人間は変わってゆきます。まぁ、変わって行かないものはないのですが、特にあなたのような時期はその幅も大きいです。他人から見ると、あなたは「アツアツ・ラブラブ」モードであると言われるでしょう。
そして、それは永遠には続かないのです。今はかなりエネルギーを使っていて、新陳代謝も高く、キラキラしている時期。それがずーっと続いたら、くたびれてしまいます。
御結婚されて、その後どのようなプランを描いているのか分かりませんが、あなたが「いずれ母になる」としたら、その変化はとてつもなく大きいですよ。
ここでも時折不倫関係の相談がありますが、「母・父になる」というのは、ある面「彼氏・彼女という関係の終焉」でもあります。女性の方がスムーズに移行するので、その変化に気づきにくいのですが、時折男性は、その変化を受け入れられずに外へ恋心を満たしに行こうとすることがあります。これは誰にでもあり得るので、どこか覚えておくといいですよ。
今は何かに付けヤキモチ焼いてしまうとしても、それは恐らく生き物としての「あるべき姿」です。それに突き動かされている。「私もナゼカ分からないけれど、とにかく嫉妬しちゃうのよ、ホルモンの関係かしら」とでも思っていてよろしいと思います。
いつか読んだ本に曰く。
女性は、子を宿して育児の段階まで、その事へ専念せざるを得ない。その間は彼のリソース(資源)を当てにして、自分と子どもに振り向けて貰わなければならない。ゆえに、それが自分以外へ流れるのを忌避する。
つまり、「あなたが彼の子どもを産み育てたいと思っている」故の感情だ、という訳です。女性として、きわめて健全な状況だと思いますよ。
質問者からのお礼
光圓寺 佐藤良文様
回答をいただきまして、本当にありがとうございました!
お礼が遅れてしまい申し訳ありません。
先に回答を拝見し、ここ数日過ごしていました。
佐藤様のお言葉は、周りで誰にも相談できなかった私の心を軽くしてくださいました。
今抱いている自分の気持ちを無理に変えるのではなく、そのままで良いと仰って頂けたことは、無理をしてでも自分を変えないといけないと思っていた私にとって有り難い事だと思いました。
今は嫉妬してしまうことも、何れは薄らいで来るのだなと、そして「彼氏・彼女という関係の終焉」は少し寂しくも思いますが何れ迎えなければならない道なのだとしたら、彼の事も何時か授かるであろう子供のことも、どちらも大切にしたいと思います。
もっと上手くお礼の言葉をまとめたいのですが、まとめられずすみません…佐藤様のお言葉を読み返して、彼との日々の生活を大切にしていきたいと思います。
相談して良かったです!この度は本当にありがとうございました(*^-^*)