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どうすれば嫉妬を消化できますか

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有り難し有り難し 5

過去に同じ職場の男性(以下Aさん)を好きになりました。その事を後輩の女の子(以下Bちゃん)に相談していたら、暫くしてBちゃんも実は前からAさんのことが好きだった、だからもう相談には乗れないしお互い頑張りましょう、と言われました。
それをきいて私は『私なんかじゃこの子には勝てない』と思い今までしていたAさんとのメールのやりとりも断ち、恋の勝負(?)から逃げました。

ほどなくして2人は付き合うことに。
自分から逃げたくせにそのときはショックでたまりませんでした。
暫くして私にもAさん以上に好きになった相手が出来ました。今の旦那です。でも旦那と付き合ってからも、もうAさんのことは好きではないのに(考えればAさんは憧れのようなものだった気もします)、AさんとBちゃんのことを考えると居心地の悪いイヤな気持ちになりました。
Aさんに未練はないのに幸せそうなBちゃんに嫉妬してしまうのです。旦那と付き合えて自分も幸せなはずなのに、どうしても2人のことを引きずってしまって旦那に対しても常に後ろめたい気持ちを持っていました。

それでも順調に交際しほどなくして婚約をしました。その時にはもう2人のことを考えても苦しくならない位になっていました。

ところが婚約から1ヶ月後、BちゃんからAさんと入籍をした、お腹には赤ちゃんもいる、という内容のメールが届いたんです。(職場の人へ一括送信の報告メールだったので私への当て付けとかじゃないです)
それを読んだ瞬間、それまで薄まっていたBちゃんへの嫉妬の感情が復活。入籍と妊娠、先を越されたことが悔しいと感じてしまったんです。特に妊娠は子供が1日でも早く欲しかった私にとっては涙が出るほど羨ましかった。
その後私も無事子宝に恵まれたんですが。

結婚して最愛の我が子もいて幸せなのに、ふとした瞬間に思い出し苦しくなります。
いつまでもBちゃんに囚われている自分が嫌です。きっと2人が離婚すれば喜んでしまう…最低な自分にゾッとします。
発端の一件からもう4年も経つのに…この気持ちを断ちきりたいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

マイナスをプラスに。煩悩を幸せの種に。

おはようございます。

お待たせしてすいませんでした。
ご主人さんにも子どもさんにも言えず、ずっと抱えていた辛さお察しします。

勝負をしなかったことを不戦敗と思っていませんか。
勝敗つかずでBさんにコンプレックス持たなくていいです。

これが、継続的な相談であれば、心に刺さっているトゲが何だったのか
いろいろ聞いて時間かけて一緒に探して、トゲを抜いて納得する方向を目指しますが、
このhasunohaはお坊さんとしての対応なので、、
祈りましょうか。

ヤキモチ焼いてる自分(Cさん)のことを思って、祈ってあげてください。
Cさんも長いこと窮屈な思いをしてきました。
ご主人にも子どもさんにも恵まれたけど、そのことは言えず、
心の奥の、普段はスポットライト浴びないような暗い所に閉じ込められていました。

でも、もう大丈夫。
ちんげんさいさんはCさんを閉じ込める側にいるのではありません。
Cさんが報われるように一緒に仏に祈る味方になっていいんですよ。
ヤキモチ焼きの自分も報われていいんです。
あの時の悲しさや、辛さがあったから、
今の自分が幸せでいたいと願える。
コンプレックスではなく、今の私の原動力になっています。

月に数分でいいので、ヤキモチのために祈る時間を。
ヤキモチを否定するんでなく、ヤキモチに感謝してあげてください。
ヤキモチ焼きのちんげんさい様が報われますように。。
私も日々の勤行で念じています。
心光常護。ヤキモチにも光を!

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質問者からのお礼

ありがたいご回答ありがとうございました。
コンプレックスという言葉にハッとしてしまいました。自分はずっとBちゃんに対してコンプレックスを抱いていたんだなぁと。
心のモヤモヤが少し晴れた気がします。
『ヤキモチに感謝』
『ヤキモチにも光を』
そう考えると救われる気持ちになります。

心の奥にいる自分、いつまでも惨めな気持ちのままでいるCに、今のわたしはとても幸せだから、もう大丈夫だよと語りかけながら、祈りたいと思います。

やさしいお言葉をたくさんいただきまして本当にありがとうございました。

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