娘が保育園に馴染めていないです
昨年から保育園に通い始めた長女は、良く言えば繊細、悪く言えば神経質なタイプで突然の環境の変化に適応するのにとても時間がかかります。保育園に通い始めた当初から、楽しそうに通いはしてもいざ子供達と保育士さんだけとなるとずっとイライラして癇癪を起こし、保育士さんも困ってしまうくらいでした。
そんな長女も半年くらいしてから保育園の生活に慣れ、毎日楽しそうに「今日は○○ちゃんと遊んだよ!」「今日は××したよ!」などと話してくれていたのですが、今月に入ってからまた入園したての頃のようにイライラ、完璧だったはずのトイレも良く失敗するようになりました。まだ長女も4歳、トイレの失敗は仕方ないと思っても、長女の癇癪に周りの子も一緒に遊びたがらないようで最近は毎日「仲間に入れてもらえない」と話しています。
卒園式の練習中も、お隣の子に嫌いと言ってみたりわんわん大きな声で泣いたりと先生にも年長さんが主役の卒園式なので、長女は参加できないかもしれませんと言われてしまいました。
私も周りの子達が同じ事を出来ているという焦りからついつい長女に厳しい言葉をたくさんかけてしまいますが、どのように接したら落ち着いてくれるでしょうか。
私の育て方がダメなのでしょうか。
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子供への入力が子供からの出力になる場合も
たとえば、子供が保育園で友達に「嫌い」と言う場合、その「嫌い」という言葉や態度は、誰かから習った、誰かの真似をしているはずです。
子供に入力された「周囲の人の姿」が、子供から出力される可能性があります。
お子さんに癇癪を起こして欲しくないなら、周囲の大人がお子さんに対して癇癪を起こさないことが大切ではないでしょうか。
極端な話、保育園で友達を叩く子供が、家庭で親から叩かれている可能性もあります。
お子さんを優しく抱きしめ、
お子さんの普通にできてあたり前のことを誉めてあげ、
親はお子さんを大好きであるというメッセージを伝え、
お子さんの前で大人が落ち着いている姿を見せましょう。
お子さんにやって欲しいこと、守って欲しいことがある場合は、言葉で具体的に指示するのはもちろん、大人が見本を見せた後に、お子さんにも実際にそのとおりできるか練習をさせまましょう。
お子さんに「走るな!騒ぐな!」を守らせたい場合、お子さんに、実際にストップして黙って立ち止まる行為を練習させるのです。
癇癪を起こさない、「○○しない」「○○するな」は、子供にはわかりにくい場合があります。
「うるさい!大声を出すな!」などの「○○するな」指示よりも、「忍法シーっの術」のような「○○しよう」指示の方が伝わる場合があります。
「手をブラブラするな」よりも「手はお膝」の方が指示が通る場合があります。
トイレの失敗も、失敗しないために「○○するな」ではなく「○○しよう」を、具体的に言葉で指示し、実際に親の目の前で練習させると良いかもしれません。
そして、できて当たり前のことでも誉める。
パンツを上手に下げられるとか、部分的なことでも誉めるのです。
また、上手くできたことを、本人以外の人にも子供の前で報告する。
子供の前で、パパに「今日は○○ちゃんが○○できて、偉かったのよ」と報告する。
お子さんの自己肯定感を育んであげましょう。
あと、子供は競争が好きです。
お母さんとどっちが早くトイレに行けるか、トイレ競争ごっこ(わざと親が負ける)などで、楽しく誘導してみてはどうでしょうか。
保育園に馴染めていないことなどは、保育士達にとっては「よくあること」です。
親もパニックを起こさず、落ち着いて笑顔で対応しましょう。