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親としてどうすべきか、、

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中2の娘が、幼馴染のお友達が好きな子とあるきっかけを境に両思いになりお付き合いすることになりました。幼馴染のお友達は、小学六年生の時にその男の子が好きだと聞いており、娘はもう過去の話だと思い込んでいたようです。今年のバレンタインも一緒にチョコを作り、幼馴染のお友達はその男の子に作っていたようで、娘はその男の子も含む数人に友チョコを作ってあげたようです。その時点で、お友達がその男の子をまだ好きなことは、考えればわかることですが、娘は鈍感すぎてわからなかった、と頭を抱えて言っております。バレンタインの1週間後に娘とその男の子がお付き合いすることになり、それを幼馴染は知ることとなり、また更に幼馴染の前で彼との惚気話をしたりしてる始末で、、幼馴染は裏切られた気持ちと配慮のなさでひどく傷ついたようです。幼馴染のお友達は、周りのお友達みんなにそれを相談してまわったようで、娘は悪者扱いになっている状態です。
悪気はなかったこと、過去のことだと思ってたことを説明し、謝ったそうですが
このような返事が来たようです。

言い訳をされて嫌だった
謝る時に絵文字をつけてきて反省してるように思えない
惚気話は控えたほうがいいと思う
発言に気をつけたほうがいいと思う
こっちはずっと傷ついていた
しばらく距離を置きたい

との事。
親同士も十数年来仲良くしている家族ぐるみの関係性ですが、お母さんも娘がとても傷ついてると怒ってらっしゃる様子です。

最初、この内容を知ったときは
これは娘が悪いな、と思ったのですが、周りのみんなにこんなんされたあんなんされたと話回って、娘はみんなから無視されて、
知らなかったごめんと謝罪をした。
(信じてもらえなかったようですが)
それで充分じゃないのか、と今は思っています。
親同士、出ないほうがよいと思ってますが、このまま子供たちに任せたほうがよいのでしょうか?

2023年5月19日 13:11

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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欲しいものは欲しいと言った方が勝ち

 こんにちは。タイトルは有名な曲ですが、まあ行動した方が結果を得られる、ということです。「友達がアタックしていて、それを応援するねと言っておきながら出し抜いた」のであれば娘さんも責められるでしょうけれど、持ち物じゃなし「思っているだけで優先権」と主張されても鼻白むばかりです。
 ただ、「お付き合いするということは、一対一の関係である」ということは友達付き合いとの全くの相違点であることは、お互い肝に銘じることでしょう。
 人間、他人を嫌な気持ちにさせることはあります。今回もそうですが、今後も避け得ないことです(それを避けようとするあまり、おかしなことになる話も聞きます)。「なるべく視野を広く持って。だけど誰にとっても悩み苦しみゼロで生きてはいけないのよ」ということを、お母さんなりの言葉で伝えられては如何かな…と思います。
 ただ、娘さんとのコミュニケーションにおいては、基本的に受け身であって、「あなたの考えを理解したい」にとどめるのがよいでしょう。「お母さんなんか、こうだからね!」と、いつの間にか自慢話をしてしまわないようにご注意ください。冒頭の言葉を上から目線で曰っても、多分今どきの子には響かないんだろうなぁ…。経験を通じて本人がたどり着くしか。

追記
りんごさん、「お礼」欄の書き込み、ありがとうございます。
「本来は、娘のような考え方でいいのですね」とお書きですが、ゴールとしてではなく、寧ろ学びの過程として「欲しいものは欲しいと言う」戦略でいくとこうなる…という経験を積んで欲しいと思います。もちろん、「赤ちゃんじゃないんだから、欲しいと言っても手に入らないことも多いのよ」ということも学んでもらわねば。
「嫌な思いをさせてはいけない」も似たようなことです。「今までの戦略では嫌な思いをさせてしまった。ゼロにはできないけれど、減らすにはどうしたらいいの私?」を学んでいく糧にしてほしいと思うのです。
 ということで、仏教の答えは「すべては経験中・学びの途中」であり、一日いちにちをしんどく送りながら経験を重ねていく。「昨日の私より今日の私は、ちょっと学んでいるのよ」です。これをひとことで諸行無常といいます。(ちゃんと辞書で解説をひいてくださいね)

2023年5月20日 10:12
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

お返事ありがとうございます。

娘自身は、欲しいものは欲しいとはっきり言うタイプです。私が逆に,相手の気持ちを考えて譲ると言うことをしなさい、と言ってしまう時があります。
自分の欲ばかりを満たして、我慢ができない子になったらダメだという考えからです。

本来は,娘のような考え方で良いのですね。
今回の件も、『謝ったけどわかってもらえないなら仕方ない、自分はやりたい事をして楽しむ』と現在は言っています。

私も、本人が思っていた以上に前向きな様子なので、首を突っ込まず見守ることにします。
わたしだけが、なんでこんな事を言われなければいけないんだろう?とモヤモヤしていたようです。

人に嫌な思いをさせては行けない、と私自身強く思っていましたが、不可能なことなんですよね。色んな悩みや苦しみはあるけど、その分成長していることを伝えながら見守る子育てを継続していきたいと思います。
ありがとうございました♪

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