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人との縁、相性について

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有り難し有り難し 5

世の中にいわゆる相性占いみたいなものは溢れていますが、私はあまりそういった類のものをこれまでそれほど信じることはありませんでした。
ただ、これまで自分の人生を振り返ってみると、かなり性格が合っている(と感じていた)のに、大事なタイミングで全く噛み合わず、いろんなことがギクシャクし思わぬ方向に展開して、(きっとお互いに)苦しみ抜いた挙句に、結局後味の悪い別れ方をしてしまった方がいました。
一方で、初対面の時はさほどしっくりくる訳でもなかったし、むしろなんか本当にこの人なのかな〜?とチラリと思いながらも(ものすごい失礼ですが…)何となく流れというか勢いでそのまま縁が続いている人もいたりします。まぁ、当初の予感は当たっており、やはり今も性格が合っているとはお世辞にも言えず、腹立つな〜こん畜生!と思うこともしょっ中なのですが。

というようなことを考えていると、いくら自分がいい縁にしようと努めても、巡り合わせというか自分の力ではどうしようもない縁、相性みたいなものがあったり、逆に自分が何をしてもしなくても、回り道をしてもいずれ必ずたどり着く縁みたいなものがあるのかも…と感じます。

やはりそういうものってあるのでしょうか?
まぁ、今ある縁もいつ切れるかはわからない、人生諸行無常なので、せめてその日まで大切に出来る縁は大切にしようと思いながら、生きていくしかないのですが。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

凸凹対凸凹

性格、能力、身体的特徴、どれをとっても人それぞれに凸凹があります。
この部分では噛み合うが、この部分ではチグハグ、という場合がほとんどでしょう。
年齢を重ねて「まるくなる」と、相手の凸凹対応できるのかもしれませんが。

経典では、阿弥陀仏が造り上げた西方極楽浄土の面白い特徴が書かれています。
西方極楽浄土の住人は、全員同じ姿形(光り輝く菩薩様)であり、性別の違いもないそうです。
また、自分と他人を区別する感覚もないそうです。(おそらく、自分や他人という概念から解放された精神統一状態が常に継続している境地かもしれません。)
一方、シャバ世界の私達は、「個性的」といえば聞こえはいいですが、「オレがオレが」の自我むきだしなので、凸凹が噛み合わないことが多々あるのだと思います。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

願誉浄史 様

御回答ありがとうございます。
そうですね、全て凸凹がぴったり合う人はいませんよね。いたら逆に怖いというか。
時々、喧嘩した時など特に、神様または仏様がいらっしゃるとしたら、そして目の前のこの人との縁をそうした存在が私に与えてくださったとしたら、一体何を私に学ばせてくれようとしているのだろうと思うことがあります。きっと学ぶことはお互いたくさんあるはずなので。
やはり自分にはわからない縁や見えない因果がきっとあるのでしょうね。いいことも悪いことも。

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