hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

親について

回答数回答 1
有り難し有り難し 17

父親が嫌いでした。
10年前に亡くなりました。いまだにいろんな思いが巡ります。
常に父親に言われたことに反発して生きていた気がします。
今は、父親から助けてくれなかった母親の考え方に反発してしまいます。
年々、自分自身もいろんなことがあり、乗り越えることに必死です。
親にたいして、感謝の気持ちと憎しみが交錯して苦しいです。
どうすれば、自分自身が両親を受け入れられるのでしょうか?
私は何なんでしょうか?
何で生きているのかたまにわからなくなります。
子どもが授かり、生きててよいのか?と思ったりします。大変だけど本当に助けられています。
でもあたり散らす自分がいて見苦しいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分が親に高い理想を求めていたことを詫びれば良い

私も両親に高い人間性を求めていました。あ、立派ですよ。
ですが、私が求めていた人間性とは、わたしの身勝手な高い人間性。
私の押しつけがましい理想の要求。
そりゃ誰も聖人君子ではありませんから、そんな立派な親は中々いない。あ、立派ですよ。
私は親に高い理想を要求することをやめました。
すると、ラクになれました。
ああ、父は父で元々このままなのだ、と。
「脚色しようと、自分をおしつけていたのは自分だった。」
あなたも墓前でそれを念じてください。
おでこのあたりに引っかかっているお父さんを逝かせてあげることができますよ。
「父よ、あなたは偉かった。」
「父よ、あなたはあなたとして、あなた自身の何ものでもなかった。それを私の理想を押し付けて勝手に苦しんで父のせいにしてしまって、すみませんでした。」と。

{{count}}
有り難し
おきもち

質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
いつまでも父親の言葉にとらわれている自分自身と父親を認めきれなかった自分の思いに区切りをつけたいと思います。
今年は13回忌なので、気持ちも浄化できたらと思います。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ