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阿弥陀さまの願いとは

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有り難し有り難し 28

いつもお世話になり、誠にありがとうございます。またひとつ質問させて下さい。よろしくお願いいたします。

先日浄土真宗の勉強会に参加させていただいたのですが講師の先生が、 仏壇を拝むということは、自分の願いを阿弥陀さまに聞いてもらうことではなく、阿弥陀さまの願いを聞かせてもらうことである、 阿弥陀さまの光に照らされて自分の姿を知らされることである、というようなことをおっしゃったのですが、、、。

私自身いつも仏壇の前では、 仏様今日も一日よろしくお願いいたしますとか、仏様いつもありがとうございますなどとお唱えしているのですが、これではやはり駄目なのでしょうか?

また、お仏壇の前に座って阿弥陀さまの願いを聞くことが出来るには、一体どうしたら良いのでしょうか?

私自身実際、阿弥陀さまのお慈悲の心とか働きと言われても、なかなか実感できないところがあります。

どうかご指導の程よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

【弥陀の誓願】

"お仏壇の前に座って阿弥陀さまの願いを聞くことが出来るには"
阿弥陀さんは、あなたに「なむあみだぶつ」と唱えてほしいんだって。

”阿弥陀さまのお慈悲の心とか働きと言われても、なかなか実感できない”
とりあえずは、べつにそれでもいいんだよ。
「なむあみだぶつ」と唱えていてよかったなぁと思える日がきっとやってくる。でも、もし死ぬが死ぬまでよくわからなかったとしても、それはそれで構わない。

とにかく阿弥陀さんの「願い」は、あなたにもお念仏を唱えてほしいという事だけなんだ。その意味や意義があなたに理解できてもできなくても、とにかくお念仏を唱えてほしいんだ。

たとえ、あなたにその意味がわからなかったとしても、「南無阿弥陀仏」ととなえる者を必ず西方極楽浄土に生まれさせる、それができないようなら自分は仏の位を返上する、これが阿弥陀さんの「誓い」なんだ。

阿弥陀さんのお慈悲や心を実感するには、まずは他ならぬあなた自身がお念仏を唱えなければ話にならない。そして、あなたがもし最期まで理解できなかったとしても、念仏するあなたをそのまんま根こそぎ救ってくれるっていうんだから、こんなに有り難い話はないよね。

だから、お念仏をする日々を送り続けましょう。
南無阿弥陀仏 合掌

<追記>
”阿弥陀さまのことが解らないままにでも、毎日お念仏を唱えていけばよい”
うん。つまり、そういうことです。でも、ひとつだけ覚えておいて。
念仏を唱える人は、みんな仏の弟子なんだ。頭を剃って坊さんにならなくても、どこかの宗派に所属しなくても、みんながみんな【仏弟子】なんだ。
どう?お念仏を唱えてみた? じゃあ、あなたは我々の立派な仲間だ!!
これからは、坊さんのマネごとでいいから、仏弟子の自覚を持って、あなたの善意と良心に基づいた生活を送ろうね。もちろんお念仏も忘れずに。

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質問者からのお礼

拝啓転落院さま。

この度は有り難いアドバイス、ありがとうございました。

仏様、阿弥陀さまのことが解らないままにでも、毎日お念仏を唱えていけばよいのですね。そうしたらいつか実感出来るときが来る。

もし仮に実感することができなくとも、お念仏を唱えていれば、阿弥陀さまは私をお浄土に生まれさせて下さるということですね。

信心を頂くのも他力のご縁ですね。
焦らず、わからないままにお念仏を唱えて日暮らしをしていきます。

この度は誠にありがとうございました。合掌

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