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こんな事を考えてしまいます。

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

お世話になります。息子が亡くなって、涙を流さない日は、1日もなく片時も忘れた事は、ありません。
息子は、言葉が遅く、自閉症でした、始めての子育てで、悩みが尽きることは、ありませんでした。言葉が遅かったので、周りから理解されず、学校に入ればいじめられ、親にはほとんど相談せず、自分ひとりで悩んでいた事でしょう。私は、ずっと息子の事が心配で、いつもいつも不安でした。亡くなった現在、哀しい毎日を送っていますが、ふとした時、「あっもう、息子の事で気を揉まなくてもいいんだ」なんて考えしまい、不謹慎な親でしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

不謹慎ではありません。

ピングーさん、ご質問ありがとうございます。

息子さんに先立たれ、おつらいことと思います。

私の知り合いにも自閉症の子を持つ人が何人かいます。
お子さんを心配する気持ちは、普通の方以上で、大変なことと
感じております。

しかし、心配や悩みが深い分、深いところで考え、お子さんを
大事にしておられ、学びが深いことに感心させられます。

こういう言い方は、あるいは失礼かもしれませんが、
そういうお子さんと過ごしたからこそ、深みのある人間として
あなたは存在しているのではないかと想像します。

私は浄土真宗僧侶なので、阿弥陀如来のことを考えます。
阿弥陀様は、慈悲の仏様。
慈悲を言い換えると、大悲とか同悲となります。

悲しみや苦しみが多いほど、阿弥陀様は寄り添ってくださり、
ともに悲しんでくださる。

どういう御宗旨を信仰なさっているか、どういう思想をお持ちか
そういうことで、かならすしも阿弥陀様ではないのかもしれません。

しかし、どこかで目に見えない、人を包み込むような大きな存在が
自分と同じ思いを持ち、自分に働きかけている。
そういうイメージを持っていることは、大切なのではないかと
思います。

「もう息子のことで気を揉まなくてもいい」
正直なお気持ちなのだと思います。
悲しくつらいことのあとには、安堵を感じることもあった方がいい。
不謹慎と自分を責めるよりも、そんな風に感じるこの瞬間を
喜んでいく方がいいのではないでしょうか?

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有り難し
おきもち

真宗山元派上西山正善寺住職
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質問者からのお礼

藤堂尚夫様

暖かいお言葉をありがとうございました。
息子が居てくれたからこそ、言葉教室の先生や親身にみてくれた保育士の方の出会いは、かけがえの無いものとなっています。
また、こうして、私の為に導いて下さる事に
感謝し、前向きに生きていきます

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