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過去の嫌な記憶をなんとかしたい

回答数回答 1
有り難し有り難し 35

こんにちは。
私は、一年ほど前に仕事で体を壊してから無職になりました。今は復帰したい気持ちと社会に戻るのがこわいのと両方あって、あせりと不安で心がいっぱいです。
仕事の重圧と人間関係のストレスで体も心もギリギリで保っていましたが、信頼していた人から否定される言葉をもらったことが引き金となって心身ともに保てなくなりました。

さらに、封印していた小さい頃の記憶がよみがえって親や先生に否定されたことがどんどん思い出されて、やっぱり自分は駄目な人間なんだと責められているようです。

このように過去の呪いが、消えません。心理学を勉強したり、もう大丈夫だと自分に言い聞かせたりしてもどうしても呪いが消えません。

まわりに迷惑をかけている不安とあせりと、孤独感でいっぱいです。

このどうしようもない状況でも大切な猫と面倒を見てくれているおばちゃんのお陰で、命を捨てるようなことはしないでここまで来れました。

おばちゃんは、お金の面と心の面と面倒をかけています。体を気遣って夕飯を作ってくれます。そして頑張れる気持ちが出てきます。

しかし、どうも辛いことが押し寄せてきて不安とこわい気持ちになります。人に会うのも怖く感じます。

猫はとっても大切です。私をこの世にとどめていてくれます。

頑張って頭を整理して書きました。
ごじゃごじゃしてますが、大丈夫でしょうか。

もじゃもじゃした記憶と気持ちを手に終えるくらいにして、良い人生を送りたいです。

よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それは厳密には過去の記憶ではなく、過去を扱う今の一念。

それは過去の記憶ではなく今の一念と知ることです。
確かに記憶がポンと生じたのでしょうが、それを扱っているのは今でしょう。
今あたらに気を苦に手を付けている姿なのです。
自分自身を正しく知ることが無いと迷いは晴れません。
いくら心理学を学んでも、それは外のこと。
仏教とは、今の自分自身を明らめることですから、今無い事を相手にしなくなる。
記憶とは鍋の中の出来上がった料理のようなもの。
あなたはその出来上がった料理にまた火をかけてその料理を台無しにしてしまっているのです。
あらたに手を加えれば料理は別物になりましょう。
あなたは過去の変えられ無いものを今新たにどうにかしようとなさっている。
その自分の新たな一念に気づけるようになりましょう。
「ああ、これか。このことか。本当だ。過去の記憶かと思っていたけど、今の自分の新しい一念が今新たに私の心をDISっていたのか。」と気づけるとあなたは長年の苦しみから解放されるでしょう。
それを理屈で知るのが仏教。
それを実践でみつめて自己を明らめるのが仏道。
仏道をならうというは自己をならうなり。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

よくわかりませんがありがとうございました。

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