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母が旅立ちました 私は酷い娘です

回答数回答 1
有り難し有り難し 26

母が20日前に亡くなりました
認知症と肺疾患を患っていた母
父からの暴力を受けてた母 主人が単身赴任していたこともあり 3年半前に私が引き取り 2人で暮らし始めました
話が噛み合うことも たまにはありましたが 認知症のせいで 人格障害 激昂や
私に執着したりする症状 子供返りに
悩まされました

私は母を引きとることに 躊躇していました
パートで仕事に出ている間 母を1人で置いてくのが不安だったため デイサービスやショートステイを頻繁に利用していました
ショートステイに行ってる間は 会社帰りに寄り道できたり 自由を感じていました
自分の事を最優先にして 母の事は二の次でした

亡くなる二、三ヶ月前から 肺機能が極端に悪くなり いつ亡くなってもおかしくない状態でしたが その頃から 夜中ベッドから私を大声で呼びかけるようになりました
トイレに行きましたとか
ベッドに上がらせてとか
私は知らんぷりを決め込み 母を手助けしませんでした
翌朝 母に
聞いても 覚えてないと言ってました
母が自宅にいる日は毎日続きました

失禁も多くなり 痰を洗面台に吐きっぱなしにしたり 尿の臭いがキツく
ティッシュを無駄遣いしたり ご飯要るといいながら 食べなかったり
私は自制心が効かなくなり 母に酷い言葉を浴びせました
オムツ交換の時も足を上げようとしない
母の足を何度も ペチペチと叩きました

母は二酸化炭素を排出できない病で
運動機能や記憶 排泄機能 いろんな
ところに障害がでていたことに
私は気づきませんでした

私は小さな頃から 父が母に暴力を目の当たりにして 育ちました
母が沸騰したお湯を床に置いてしまった
せいで 幼い私は足を突っ込み
火傷を負い 傷が残りました
先天性の股関節の病もあり
自分は母に 迷惑ばかりかけられていると詰りました
母が倒れる前の晩にそんなことを言いました

これまで何度も母と離れたいと思ってきたけど 限界に近かった
本当に心底母から離れたいと思ってしまいました

そして 母は倒れ 丸2日苦しんで 私は母を見送ることも出来ず旅立たせてしまいました

母に酷いことばかりして
母に優しくしてあげることができず
悲しい記憶ばかりが残ってしまいました
母に謝まりたい でももう届かない
苦しくて 辛いです
私はどうしたら良かったのか
わからないままです


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お悔やみ申し上げます。

じゃすみん 様

お母様の逝去、お悔やみ申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。

まずは、御遺骨に、遺影に、あなたの気持ちを素直に語り掛けましょう
そして、謝りたい気持ちを沢山語ったら
その他の思い出も、語り合いましょう。
人生の中には、必ず楽しいことも、優しいことも、嬉しいことも
苦しいことも、辛いこともあります。
全てを思い出すように、お母様に語りかけてください
感情を出して。
泣いてもいい、泣き叫んでもいい。笑っていい、怒ってもいい
全ての感情を出し切って、泣き切って
そして、感謝を伝えましょう「ありがとう」を伝えるのです。
そうすることにより、お母様から優しいメッセージが聞こえてくるでしょう。

また、僧侶の唱える読経や回向供養が、お母様の安らぎとなりそれがあなたの安らぎになるでしょう。安らぎとなることを繰り返すことです。

そして、ひとりで辛い、苦しい時は
グリーフケアを専門とするカウンセラーとか僧侶に
話を聴いてもらってください。
暖かな優しい雰囲気で、あなたを包み込むように
話を聴いてくれるはずです。
身近な人の死に、哀しみからの苦しみ、怒り、やるせなさ、諦め、などの感情が
行ったり来たりします。
でも、やがて、哀しみが癒える時がきます。
その為にも、グリーフケアを受けてみることともお薦めします。

まだ、自分を責めている気持ちが強いかもしれませんね。
見えなくても、お母さんを笑顔にするために、伝えることを少し試みてください。
ひとりで抱え込まないで、話してください。

お読みいただきありがとうございました。
合掌礼

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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

早速 回答を頂けて感謝いたします
毎日 母の遺影 お骨に話しかけています
母に感謝の気持ちを もっと伝えます
グリーフケアというものを初めて知りました
調べてみたいと思います
お忙しい中 お返事下さりありがとうございました

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