hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

リラックス、休憩方法

回答数回答 4
有り難し有り難し 59

お坊さんは、どんなふうに休憩しますか。休みをとりますか。
私は、どうも休憩の仕方が下手です。
精神的な疲れが休日があっても全くとれません。
精神的疲労がたまるばかりで辛いです。
仏教と少し関係のない質問で申し訳ないのですが
お坊さんのアドバイスをいただきたいと思い質問させていただきました。
よろしくお願いします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

シンクロ・マインド

私は頭の中だけ年中正月、毎日ホリデイを心がけていますので、以下の事を参考にしてください。
1,2,3,4,5,6、…
どんな楽しいことも痛ましいことも事も、そこで起こり、そこできっちり滅しています。
それが物事の起滅というものです。
悩みの少ない人は起こった出来事をそこでキッチリと終わらせています。
心が疲れやすい人、悩みの多い人は過ぎた出来事を情報としていつまでも心の中でリプレイ、リフレイン状態にしてしまう傾向があります。
出来事は終わったにも関わらず、その事を心に長く留め残しておくことを佛教では執着といいます。
人間は情報を脳内でアレコレ走らせるだけでもエネルギーを浪費し、肉体労働と同等に心身を疲れさせます。
どんな辛いことでも楽しいことでも、それを心の中でリプレイさせるということは再生エネルギー、心の電力を消費させているわけですから心は休まりません。
過ぎた出来事を情報化させて心の中で長くとどまらせるということは、
長居する客人、勝手に住み着いた居候のようなもの。
宿主であるこの心身は疲れてしまいます。
さっさと長居している客人、居候を追い出すには執着をない生活をすることです。
執着を消す、簡単な方法とは、
我々人間がとどめておこうとしてもとどまることのない、無限に変化している❝現実❞にシンクロさせる事です。
一切は、時きり、場ぎり、それっきり。終わらないものはありません。
私たちが生きているのは、今、ここ、目の前の事。
心が過去の事、未来の事を思い起こしていること自体が、矛盾なのです。
心が過去や未来に向かわず、今の目の前の限りない変化体の❝事実❞(この事実を)にシンクロすれば今のコトをやるだけですから、疲れませんよ。
今自分の心が過去や未来に向かっていないかどうかを点検してみてください。
いわゆる、休むことも大切ですが、たった今こうしている時も、執着を無くせば自然に脳が疲れないライフスタイルに変わっていきます。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

モンキーマインド

hibikukagayakuさん、お久しぶりです。

お元気でしたか…いえ、精神的な疲れがとれず、たまっていくということでしたね。10代のお若さでそんなに精神的に疲れてしまうというのは、少し気になります。
何か心配事や悩み事があるのでしょうか?
それとも色々と考えてしまって、気が休まらないのでしょうか?

以前、モンキーマインドという言葉を聞いたことがあります。
枝から枝に飛び移る猿のように、思考が次々と連鎖して落ち着かない様子で、hibikukagayakuさんの場合はどうもこちらのような気がしますが、いかがでしょうか。

色々考えが湧いてきてしまうのは仕方のないことですが、「ああ、また色んな思いが湧き出てきたな」と一歩引いて見つめてみてはいかがでしょう。ご実家がお寺さんということですから、本堂や境内で気持ちを静めてみるのもいいかもしれません。

あまり詳しくないのですが、少しでも参考になれば幸いです。

{{count}}
有り難し
おきもち

横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗の教えが好きで、それを人に伝えたいと思い、自宅で法話会を始めてご縁の輪が広がりました。
相談の日程や時間はご相談ください。

若い内の精神的な疲れは休息ではなく乗り越えるべし。

 hibikukagayaku さん、
 学生、高校生の精神的な疲労は休息より乗り越えた方が今後の人生に於いて非常に役に立つとは思いませんか?hasunohaの質問を見て感じませんか?あなたより年上の人が自分と同じような悩みを抱いていることを・・・。ワシは思います。悩みは経験の分量が多ければ多いほど減っていくのではないか?簡単な関数かもしれません。他の人が聞くと「悩みはもっと複雑でデリケートなもんだ。」と。ワシは敢えて言おう「悩みは経験が多ければ多いほど成功より失敗が多ければ多いほど悩みにぶつかったとき解決策を見出し易い。だから、悩まない。」と。
 あなたにとって精神的疲労は
①どこから来るものか?
②何が起きたか?
③誰が関わっているか?
④いつ起きたか?
⑤なぜ起きたか?
⑥どのような経緯で?
など、原因を文章に書いてみましょう。必ず自分一人では起きたことではないはずです(多分)。精神的な疲労は休息ではなく問題を解決することにより回復が得られることが多いと思います。意外と紙に書くと大したことが無いことも多いと思います。時間で解決する場合もあります。
 ワシの精神的疲労の解消法がありまして、自分も相手の立場になり悩む。そしたら相手も同じ悩みで時間をつぶしている可能性があるのではないか?と思うようになり、最後にはこんなことに時間を使うくらいなら意義のあることをしようとします。家の手伝い、勉強の復習、溜まっていた録画を観て、友達との話題についていこうとする。ファッション誌を読んで、文章力を学ぶとともに如何に女性にもてるかを研究する。ワシが若いころしていたことです。自分が良くなり周りを良くしようとすること考える。そうすると人に親切にしたくなる。そうすると中々上手くいかない、感謝されない、でも止めない。といつの間にか大人となり僧侶となっていた。さあ今のワシはどうでしょうか?その結果、この言葉が好きになりました。「好事不如無(こうじなきにしかず)」意味「自分だけ良い思いをするくらいならしない方が良い。」これは細かく説明しませんので『待ちぼうけ』と同じ意味と思ってください。

{{count}}
有り難し
おきもち

目指せ!となりのお坊さん あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのではありません あなたの悩みを解決するお手伝いを私がするのです ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
ここだけの話し  どんな些細な質問でも回答します! ・私の目指す僧侶は一休さんのようなちょい悪坊主です。時には常識にとらわれずとんでもないことを言いますが、しっかり受け止めて下さい。私もしっかりとあなたの質問を受け止めたいと思います。 ・先ずは30分からで、システムに慣れたら時間を延ばしたいと思います。

はじめまして、洞然坊の大橋慈峰です。

私が10代の時、朝から寝るまで柔道でした。特に先輩後輩の立て社会、いつ先生、先輩に怒られるか、冷や冷やの生活でした。小僧生活も同じ事で、何時も師匠、兄弟子に怒られるかの生活。今から思えば、大きなストレスだったと思います。その時の楽しみは、食べる事、寝る事その二つでしたね。忙しすぎるストレス、恐怖感と戦うストレス、やるべき事がわからないストレスと
色々なストレスがあります。まだお若いので体を虐め、疲れて思いっきり食べて、寝る一番自然な休息方法をお勧め致します。
経験談ですので余り参考になりませんが、私のストレス解消の休息方法です。

{{count}}
有り難し
おきもち

始めまして、洞然坊の大橋慈峰です。小さな修験道のお寺で、住職しています。

質問者からのお礼

浦上哲也さん:思考が次々と連鎖して落ち着かない、モンキーマインドというのですね。初めてしりました。仏さまのまえで気持ちを静めて、自分を一歩引いて見つめていこうと思います。少し考えすぎかもしれません。ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

大橋慈峰さん:はじめまして。適度に運動などを取り入れて、夜ぐっすりと眠ることができるように生活を見直したいと思います。ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

丹下覚元さん:自分は過ぎた出来事を情報としていつまでも心の中で繰り返して精神的に疲れていました。どうやら執着だらけの生活になっていたように思います。覚元さんのおっしゃるように、執着のない生活をこころがけていこうと思います。覚元さんのアドバイスを読んで少し気が楽になりました。ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

大鐵さん:御礼が遅れてまことに申し訳ありません。僕には精神的な疲労を乗り越えるという発想がありませんでした。休息しか頭にありませんでした。そうですよね、乗り越えるほうが将来につながりますね。ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

煩悩スッキリコラムまとめ