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お互いの考え方の違いの受け入れかた伝え方を教えてください

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

内縁関係で2人でお店をしています。
給料の支払いの考え方で意見が食い違ってしまいます。

店のお金のことは全て彼がやり繰りしているのですが、毎月の給料が、給料日にもらえないのです。
給料日に一括で払う事が出来ないので、売り上げが良い時に分割で支払われます。
長い時は1ヶ月かかって支払われます。
私の携帯や保険諸々支払いがあるので支払い日に間に合うか、間に合わないか、自分のお金のやり繰りにも大変苦労しています。
たまに、その事で話をすると、

「俺は家賃も水光熱も払ってやってる!」
この、やってるに少し違和感があります。

「外食だって俺が払ってやってる!」

「給料も結果全部支払ってやってる!」

私も家賃光熱費は有難いと思っています。
しかし、内縁関係も夫婦同様だと思っていた私。元旦那からはそんなこと一言も言われた事なかったので、結婚しない男の人ってこんな考えなのか?と思ってしまいます。
私も微力ながら自分のお金で共同で使う家の消耗品など諸々買ったりしています。彼の生命保険も私が支払っています。
お店の経営も私が居ないと難しいですし、私の時間も全て彼のお店の都合に合わせてやっています。
私の給料が全額支払えないのに自分の酒代には気にせず使うのもいい気分ではありません。
お金がいる時は言えと言われたけど、言ったら機嫌悪くされました。借金ではなくて私の給料として貰うはずのお金をです。
彼に借金はしていません、彼は私から借金をしていますが、未だに返してくれません。
私に給料を分割で支払うのだから仕方ないと今は借金の事については触れられません。
私も売り上げの増減はよく理解していますが、そんな言い方や態度だとヤル気がなくなり彼からも心が離れていきます。

こんな男を選んだ私が悪いので我慢しています。
彼も私が何言ってるのだろうと腹立たしく思っているのでしょう。
私が穏やかに自分の思っていた事を説明しても全く聞く耳ありません。
自分の気持ちや考えを人の心に受け入れてもらうって難しいですね。
それぞれが自分が正しいと思っているのですから。
どうしたらよいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

状況の中でどうにかするのでなく、状況自体をどうにかする

ご相談拝読しました。

なかなか難しい状況であると思います。夫婦関係とは対等であるべきと思いますが、まずその元となる夫婦関係が内縁関係ということで少し不安定さがあること。

さらにはその元に+αとして給料を支払う側ともらう側というパワーの差が付加されてしまっている事。

この状況のままで「お互いの考え方の違いを受け入れる」というのはお互いによほど冷静で、客観的でということないと難しい面もある様にお察しします。

一番いいのは状況を変えることでしょう。内縁関係はそのままで、彼には仕事のパートナーは別の方を雇用していただき、きちんと法令順守の労働環境を整える。

あなたはあなたで別で働いて給料を得る。そしてお互いの所得から家計にいくらずつ入れるかを話し合い、その家計で生活を送る。家計と個人の支出のどちらかに該当するか疑義が生じる場合は双方話し合いの元で決定する。

そうした環境が整えばおのずから対等な視点でコミュニケーションがとれるのではないでしょうか。

…でもきっとそうはできないのですよね?

他の人を雇えるほどではない、でも一人では足りないからあなたがビジネスパートナーでもあるのかもしれません。
でもこの状況はこのままでは良くないぞということは認識しておくべきでしょう。金の切れ目が縁の切れ目、縁の切れ目が金の切れ目となってしまう状況はあなたの心の安定にもつながりません。

そもそも、「このままじゃないと生活できない」という現実を一旦横に置いとけるとしたら、

あなたは彼とこれからも生きていきたいのですか?

彼はあなたと生きていきたいのですか?

もしそこの気持ちや覚悟が変わらないのであれば、今の状況のまま考え方・伝え方のテクニックだけで何とかしようとするのでなく、状況に耐えつつも二人協力して状況の改善を図り、その中におけるコミュケーションは自分と相手は違う生き物だという大前提を抜かさないように努めていくことでしょうか。

でも念のため自立の準備もしたたかに進めておいた方が良い気もします。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

吉武様

お忙しい中ご回答有難うございます。

パワーの格差、まさにそうです。
対等になれないのです。
この先このままの2人では先が見えませんし、彼も理解出来ないことがわかります。
実際、自立も計算に入れて準備はしています。
残りの人生も私らしく生きたいので。

有難うございます。

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