高野山の真言宗の僧侶に質問です
高野山の真言宗の僧侶に質問です
高野山で
オンゼンバラシャレンダラヤソワカ
という御真言を聞いたのですが、何の御真言でしょうか?
そして、これは正確な発音・読み方でしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
天等部 四天王總咒のご真言です。
日日にお唱えする機会の少ないご真言です。
このご真言は天等部つまり天部の仏様のご真言になります。
東の持国天咒、南の増長天咒、西の廣目天咒、北の多聞天咒の總じたご真言です。
天部の仏様は加持祈祷の際にも拝みます。つまり護摩焚きの修法にて拝みます。但し、四天王總咒はお唱えはしません。丁寧な拝み方をします。
また修行中の際に大黒天寳前にて拝む南無満山護法善神とお唱えすることはあります。
四天王總咒のご真言は真言宗常用諸経要聚にございます。
読み方は音写ですので耳で聞いた音を声に発します。
読み方も大切ですが、お唱えするときの気持ちが大事です。
私も勉強になりました。ありがとうございます。
四天王のご真言です。
東寺真言宗の僧侶です。持国天(東)、増長天(南)、広目天(西)、多聞天(北)の仏法を守る四天王を総称したご真言ですね。それぞれの方角を守っていらっしゃいますので東寺講堂の立体曼荼羅においても東西南北に配置されています。拙僧の短い経験ではこのご真言をお唱えする機会は今までありませんでしたが、別の言い方で「南無護法善神」とお唱えすることはあります。「仏法をお守り下さるすべての天、神、仏に帰依致します」というような意味です。また、ご真言はサンスクリット語(インドの古代語)なので英語と同じでカタカナ表記はまちまちです。本来は師僧から口移しで教わるものですので聞いた音をそのまま発音することが求められます。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
オンゼンバラシャレンダラヤソワカ
は四天王総称の御真言なのですね。
この御真言の出典元のお経は御存じでしょうか?
また、南無護法善神は「なむごほうぜんじん」という読み方でよろしいでしょうか?
回答ありがとうございます
南無満山護法善神はは「なむみつざんごほうぜんじん」という読み方でよろしいでしょうか?
四天王総称の御真言は実際にはあまり唱えられないようですね。