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人の幸せは平等なのか

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有り難し有り難し 10

自分や自分のまわりばかり不運なことばかり起こる気がして、すごく憂鬱です。死にたいです。

最近よく考えるのですが、人の幸せは平等なのでしょうか。
よく、プラスマイナスゼロとか、今は悪いから次は良いことがあるよ、とか言いますがそれって本当かなあって思うんです。
例えば事故などではやく亡くなる方などの多くはふつうに生活を送ってきた方だと思うのですが、なぜなにも悪いことをしていないのにそのようなことになってしまうのか。もっと生きることが出来たはずなのに。
また、よく"〜になることを考えたらまだまし"などよく言いますが、そもそもその比べられた対象の状態に陥っている人がいるはずなのに、その人よりはましなどと考えることが失礼にあたる気がするんです。そうやって心の安定を保つことはどうなのでしょうか。

私の弟も今不安定な状態で、親の育て方が悪いために今こんな状態なんだと反抗することもあれば、ふつうに落ち着いて話をすることもできたりします。精神科にも親と通っていて先生に話をすることができているようです。(親のことは相変わらず悪くいうようですが)
働く意欲もあるみたいなのですが、これからの家族のいく末にすごく不安があります。
弟がまた間違いを起こさないだろうか。両親は大丈夫だろうか。
離れて暮らしていると悪い想像ばかりします。いつこの地獄から抜け出せるか(私にとってはすごく今つらいのです)。

弟を信じ、親を信じていくしかないのでしょうが。考えることに疲れてしまいました。今はなんとか仕事できていますが、ふと泣きそうになります。
死にたいです。
ぐちゃぐちゃですみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人の環境は平等ではありません。だから努力が必要です。

てくてくさん、こんにちは。

その通りですね。人は生まれてから不平等の世界で生きていくのです。金持ちもいれば貧乏もいる。素晴らしい親や人たちに囲まれている人もいれば、悪い人たちに囲まれて育つこともあります。

その現実をまずは受け入れろ!と教えて頂いたのがお釈迦様です。「一切皆苦(いっさいかいく)」といいます。

そんな不運な環境でてくてくさんは辛いと思うかも知れませんが、世界を見渡せば、ご飯食べれるだけで幸せ、大病で痛くても病院なんていけない、明日は戦争や犯罪で死ぬかも知れない人たちがほとんどです。日本のような安全で食事ができる社会なんてほんの一握りです。みんなてくてくさんの生活を見てうらやましがるでしょう。

まずは心を鍛えるために、運動をしましょう。体が強くなると心も強くなります。仏教では『心身一如(しんしんいちにょ)』といいます。そしてあなたの活躍を待っている人たちが世界中にはたくさんいます。自分の苦しみだけを思っていると心が狭くなります。自分と同じように苦しんでいる人たちがたくさんいる。だから私はその人たちを救わないといけないと思うと、あなたの苦しみは相手を共感できる大切な心になります。

まずは体を鍛えましょう。そして心の余裕で趣味を作ってみましょう。心の安らぎは人には大切です。苦しみばかり思うと苦しみは忘れることはできません。カラオケでも漫画でも、お寺巡りでもいい。苦しみを一時でも忘れるものを作りましょう。

応援しています。合掌

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