自立したい
今まで定職についたことがなく、短期の仕事をしては体を壊してやめる悪循環をくりかえしています。
その背景には精神的な不安定さや幼い頃からの家族関係の問題がありますが、心の治療は受けていません。
数年前に大病を患って、せっかく助かったのだからと生まれ変わった気持ちで勉強をはじめたのですが、そのことでまた新たな疾患を抱えてしまいました。
生きているだけでうれしいという気持ちと、苦しい体を抱えたまま死ぬのを待つような人生は嫌だと思う気持ちがあります。
こだわりを捨てて、今の弱い体で続けられる仕事をして自立したいと思っています。
でも何をしたらよいか、迷ってしまってわからないのです。
自分の役割を果たせるように、精一杯生きられるように、アドバイスいただけたらうれしく思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今を快適に生きる
大変な人生経験をされてきたのだと思います。
健康状態が良くないなら、無理をする必要はないと思います。
今までどのようなお仕事をされてきたのかわかりませんが、基本的には、あなたにできる仕事を選んでください。
継続できることが重要です。
体力のない方でもできる仕事、高齢者などでもできるような仕事を。
あと、心が過去や未来に飛ぶと、苦しくなることがあります。
今・ここの瞬間、今やっていることを、自分で自分を静かに眺めながら、楽しむようにしましょう。
呼吸でお腹や鼻先が縮んだり膨らんだりする、ただそれだけでも静かに感じてみると、心が静かになります。
家事で手を動かすときも、結果を急ぐのではなく、一つ一つの動作をエクササイズやダンスのように楽しみましょう。
これは、仕事にも言えることです。
見る、聞く、身体を動かす、全てを静かに眺めながら冷静かつ楽しく作業しましょう。
イライラしながらやると疲れます。
鼻唄を歌うくらいの気持ちの余裕をもちましょう。
その方が、意外と作業もうまくいきます。