お父さんが亡くなったのは私のせい?
最近父が癌で亡くなりました。
本当ショックです。
相談は私は強迫性障害という病気で望んでない考えが頻繁に浮かぶことがあります。
明らかにおかしい考えだと分かっているのですが大切な人に対してこわい考えが浮かんできます。
そのこわい考えのせいでお父さんが病気になってしまったのではないか、死んでしまったのではと考えてしまい本当に辛いです。
人間は頭の中でそんな酷いことを思ってなくても頭の中で浮かんでくるのでしょうか?
そのこわい考えが本心なんじゃないかと考えて余計につらくなります。
あと思っただけで現実になることはありますでしょうか?
この考えのせいで神社でお願いごとをしたくても手を合わせている最中に望んでない考えが浮かんじゃだったらと考え神社に行くのもこわいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
悪しき思いは手放しましょう
拝読させて頂きました。
あなたがおっしゃるような考えはどなたのこころの中に浮かんでは消えていきます。それはあなただけではないです。
仏典には、人の心の中には一日に八億四千の思いが浮かんでは消えていく、と説かれています。
その中にも私達のこころには貪りや怒りや愚かな思いや様々な欲望や憎しみや殺意も浮かんでくるのです。
それが私達人間の心の中です。人のこころとは摩訶不思議なのです。自分の思いもとりとめないつかみどころのないものです。その中に悪しき考えや思いも浮かんでは来るのです。
その悪しき思いはあるのですが、その通りになるのではありません。
ものごとたまたまその通りになることもあるかもしれませんけれどもそれは私達にはわからないことです、計り知れないことです。その縁起は私達が解明できることではないのです。
仏様でなければそのようなことは分かりようがないのです。ですから私達にはわからないのです。
あなたのこころに浮かんできたことがそのまま現実になるわけではありませんし、その思いによって直接人が死んでしまうわけではありません。
お父様がお亡くなりになられたのは病のせいです。あなたのせいではありません。
どうかそのような思いにとらわれることなく流していきましょう。もしもあなたのこころに浮かんできてもあっさりと流して手放してしまいましょう。神仏やご先祖様にお祈りする時も浮かんでくる時もありますが、あっさりとこころの中から流してしまいましょう、そして素直なおこころで神仏やご先祖様にお祈りなさってくださいね。
たとえ悪しき考えや思いが浮かんできてもあっさり流し手放していけばあなたの中から離れていきます。
あなたがこれからも悪しき思いを手放して素直なお気持ちで善き思いを持ち続けて、皆さんと仲良くこころ穏やかに安らかに生きていかれます様切に仏様や神様やご先祖様にお祈りさせて頂きますね。