不安
もう何年も前からこの先生きて行くのが不安しかないです。
小さい頃から何も上手く行きません。
進学、就職、人間関係、恋愛
休日も特に人と会う気がおきずに1人でただ時間が過ぎて行くだけで充実しません。
こんな日々がこの先何年、何十年も続くとなると日々不安しかないです。
生きている意味、生きていく自信がありません。
何かこの先少しでも希望ある生き方ができるようなアドバイスをいただきたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
堂々巡り
こんばんは。「不安を抱えながら、いろんな失敗や問題を抱えながら、それでも今の年齢まで生きてこられた」と見えれば一番よろしいのでしょうけれどね。
私が感じるのは、あなたは「見ている所が遠すぎて、手が届かないのをもどかしく思っている」というのが現状ではないか、という事です。
何年、何十年先に「今と同じ生活が続くのか?」これ、誰にとっても等しく分からない問題ですよ。そもそも年齢を重ねると、自分の体だって脳みそだって経験だって変化していくのに。なので、少なくとも「同じ生活」は続きませんね。これは明らかに。30代の私と現在(50代)の私は違いますよ。
さて問答の文中から考えましょう。
「休日も人と会う気が起きず、1人でただ時間が過ぎていく」…私から見ると羨ましいほどです。休日があるなら、むしろ一人でぼやーっと山でも見に行きたいです、切実に。上高地とかいいですね。
あなたは「お前は現在、多くの人に囲まれているんだろう。だからそんな贅沢を言うのだ」と感じるかも知れません。けれど私から見ると、あなたこそ現在、贅沢な休日を送っているのです。つまり、「人と会わない休日」が「つまらない」か「贅沢だ」かは、本人次第なのです。「人と会わない休日」自体に良いも悪いもない。
ただ時間が過ぎていくと言いますが、ずっと時計を眺めているのですか?眺めるなら例えば、植物とか野菜、魚とか動物の観察は如何でしょう。もちろん雲の流れでもよいです。現代はスピード社会で、生き物のテンポより早く流れているものが多いと感じます。ネットはその代表。そういったものから離れて、もっと自然に近づいてみては如何でしょうか。意外な発見と、多分安心感のようなものが得られると思いますよ。平日との緩急をつけるのは、双方に興味関心が深くなるきっかけにもなると思います。
「〜続くとなると、不安しかない」。はい、その通りでしょうね。貴方が将来をそのように仮定すれば、結論はシンプルに出るでしょう、「不安しかない」と。けれど、それは仮定から導かれること。その仮定を手放す自由は、あなたにあるのです。「その仮定に自分はしがみつき続ける」ことは、人生これから起きる変化に対して無防備にさえ見えます。