私も同じですよ。これから少子化が進み、お年寄りがますます高齢化し、お寺はどうなっていくんだろうと思うだけで恐怖します。実際、田舎なので檀家さんは減ることあっても増えることはあり得ないのですから。

そこで、いろんなやり方を考えて実行に移そうとしますが、ネガティブな性格で超保守的な家族の反対にあってなかなか前に進めません。おかしくなりそうです。

ただ、そのなかでもやっぱりやることや次につなげる方途はあるはずで、いま自分ができることを可能なところからやっていくことはできる等と自分に言い聞かせています。みな一緒なんです。会社で正社員の人が安泰で左うちわでは全然ないのですから、不安を抱えているのは誰も同じです。

お互い不安に押しつぶされることで前を向いて進む力がそぎ落とされないように気をつけなきゃいけませんね。

そこで、心の向きを変えるために行動を変える、行動を変えることで心のあり様が変わっていく、という仏教の基本的な考え方を採用しませんか。具体的には、マインドフルネス（瞑想、座禅）を行う、運動するという身体的なものを取り入れる。そして、言葉の習慣を変えるために、「有難うございます、お陰さまで、感謝してます」などを常に唱え続ける、などです。

上のなかで、たぶんマインドフルネスがあなたにはよいように思います。人間の心全体を１００という数字で表すことにします。そのうち不安が４０にも５０にもなっていて、将来の不安が２０も３０もあっては、現状に対処する力は１０から３０くらいしか残りません。これじゃ、負けるのは当たり前です。だから、心の中から、過ぎ去った過去や未だ現実化していない将来への不安を減らすマインドフルネスが有効なんです。やり方はyoutubeにたくさん紹介されていますし、その効力も専門の精神科医、心理療法家、僧侶などがいろんな形で立証してくれています。

運動や、言葉の習慣を変えるもあなたの事情にあわせて行ってみてください。

藤岡俊彦

了教寺

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...

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