自殺した人の想いは
私の事を大好きだった人が自殺しました。
原因は私です。
私にはどうしても傷つけたくない人とお付き合いをしていて、自殺した人(Aさん)もその彼女の存在を知っていました。私は当時、別れるかもしれないから待っててくれ、と言いました。しかし、彼女とは別れる事なく一年立ちました。
その間、Aさんはずっと待っててくれました。最初は我慢してましたが、次第に心を病みました。私は『私なんて待ってる価値なんてない、もっと視野を広げてみたら?』と何度も言いましたが、最後までAさんは私を愛し続け苦しみ続けました。
その苦しみに耐えきれず先日、私の住むマンションから飛び降りました。遺書には『苦しかった、悲しかった、楽しい事もあったはずなのに苦しさで消えていった。ありがとうって言葉がでない。ごめなさい。』と書いてありました。私との関係を彼女にバラしてもよかったのに『それだけはしたくない、彼女を傷つけたくない』と言って『自分が人を傷つける存在になる前に終わらせたい』
『怖がられる存在になんかなりたくなかった』
『ただ、一緒に笑って過ごせる時がくるのを待ってた』と。
私はこの気持ちに気付いてました。
Aさんの事は遊びでもなくできる限り真剣に交際していました。
しかし、Aさんの立場からすると、隠された存在、優先されない存在、に違いありませんでした。
とても後悔してます。
Aさんを救えるのは自分しかいなかった。自分が彼女に苦しみ、悲しみ、痛みを与え追い詰めて死なせてしまった。
その罪を背負っていこうと思ってます。
そこで質問なのですが
そのAさんはこの世にはいませんが、その、悲しみ、苦しみ、痛みに耐えきれず、私と一緒に居たかったとの想いで自殺しました。その気持ちは、想いは、悲しみは、苦しみは、痛みはどうなるのでしょうか。死を迎えてその後どうなるのでしょうか。
私にできる事と思い、本日、阿弥陀如来像様に彼女の遺書と共にお祈りしてきました。
私の中途半端な優しさが生んだ悲劇ですが、教えてください。答えがあるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏様はその方をお救いなさって下さいます
拝読させて頂きました。
その方との経緯やあなたの思いを読ませて頂きました。その方の心の中がどうであったか詳細にはわかりませんけれどもあなたとの関係について辛く耐えがたき思いを抱えておられたのでしょう。またそれ以外でも生きていくことが様々辛い思いをなさっておられたのかもしれません。或は精神的の追い込まれてしまって病になっていらしたのかもしれません。いずれにせよ大変辛く苦しい中で追い込まれて生きる力を失ってしまったのでしょう。
その方が速やかに一切の苦しみから救われ、仏様のお導きを受け、仏様のもとで心から安らかになられます様心を込めて仏様にお願いさせて頂き、真心込めてご供養させて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
あなたの悲しみや後悔の念は尽きないことでしょうが、どうかその方が仏様に救われます様にと仏様にお願いなさり真心込めてご供養なさって下さいね。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
仏様は必ずその方を速やかにお導きなさって下さいます、そして仏様の元で一切の苦しみや悲しみや迷いから解放され救われます、そしてその方の親しい方々やご先祖様がその方を優しくお迎えなさって下さいます。
ですからその方は心から安心なさり穏やかになるでしょう。
これからその方は仏様から教えを受けてご先祖様方と一緒に心円満に清らかにご成仏なさいます。
その中では一切の迷いも悩みも苦しみもありません、その方は心清らかにあらゆることを受け入れていかれるのです。その方はこれからあなたやご家族の方々この世に生きる皆さんを穏やかな心で見守っていて下さいます。またあなたやご家族の皆さんを支えお導きなさって下さいます。どうか安心なさって下さいね。
あなたとその方のご縁はこれからもずっと続いて参ります。その方はいつもあなたを想い優しく励まして下さいます。
今迄の様々な経緯があったと思います、様々な状況の中での感情もあったとも思いますが、その思いも込めてその方にゆっくりとお向き合いなさって心を込めてご供養なさって下さいね。
いつの日かあなたが天寿を全うする時には必ず仏様があなたをお導きなさって下さいます、そしてその方があなたをお迎えなさって下さいますからね。
あなたがこれからもその方を真心込めてご供養なさり日々お健やかに皆さんと生き抜いていかれます様心よりお祈りさせて頂きます。
Aさんがせめて死後、幸せであるように心に念じる
お尋ねの文面、よく読ませていただきました。さぞお苦しみでしょう。私があなたでも深く後悔し、苦しみます。
さて、亡くなったAさんの心のなかがどのようであったかは、実は誰にも分かりません。あなたへの恨みみたいなものは何もないかもしれません。あなたがある種の誠意をもって接してくださったことに感謝なさっているようにも考えられますから。
ただ、一般論としては自殺なさったのだから、心にふかい闇や苦しみを抱えてお亡くなりになった。そうした方々は、次の世で餓鬼というカテゴリーの一つに分類される世界に生まれ変わると考えられています。これは分かりやすく言うと幽霊なんです。どんな存在かといううと、たとえば幽霊は足がないです。これは私たちと違いはっきりとした肉体がないことをあらわします。精神的な存在ですね。なにがしかの残念なこと、恨めしいこと、そういう心が生きているということです。
恨めしいという心の境涯ですから、その恨めしいという心が変われば、苦しみがなくなります。来住がなくなり心に喜びが生じれば同じく精神的な存在である天の神々の世界にすぐさま転生なさいます。
どうやったら幽霊の心が転じられるかというと、誰かがその人のことを大切に思ってあげることです。その人が幸せでありますようにと心の中で念じてあげることです。そうすれば、その人の心に喜びが生じて恨みが消えます。心が転じるので心の存在である幽霊から同じく精神的存在である天の神々の世界に生まれ変われます。こうすることでその人を苦しみの世界から抜け出させると仏教では考えます。
ご返信の後の追記
Aさんが幽霊になられた、ということではありません。亡くなるときのAさんの思いが不明ですから、それは断言できません。仏教では心の貧しい状態で生きてきた人は餓鬼に落ちますし、恨めしい思いをもってなくなると餓鬼のなかの幽霊と世間で言われる境涯に生まれ変わる考えます。Aさんは、そんな思いでもって死を選ばれていないかもしれません。
質問者からのお礼
ご返答ありがとうございます。
幽霊になるのですね。
幽霊でも良いからもう一度姿を見せてほしいと思います。
Aさんへの謝罪の気持ち、大切な存在だったという気持ちを込めて毎日阿弥陀如来様にお願いします。
こんなわがままな私の悩みにご返答くださりありがとうございました。