4年前、両親が立て続けに自死しました。回答受付中
はじめまして。ずっと考えていて、解らなくて、考えることを放棄していた事について相談があります。
私の家は、某新興宗教団体の信者で、小さい頃から「南無妙法蓮華経」という題目を、私自身も大切にして生きてきました。
私の両親も、熱心な信者でしたが、
正直なところ、この私の人生35年を振り返っても、本当に家族全員つらいことばかりでした。
そしてついに、4年前、両親は立て続けに自死をしてしまいました。
元々わたしは、ハタチの頃から、この宗教から離れていたのですが、
この事があり、神も仏も信じられなくなりました。
神も仏も存在しない。存在していたら、あんなに熱心に祈っていた両親がこうなってしまうわけがない。
でも私は、解らないのです。
偽のご本尊に題目を唱えていたから
私たち一家は、こんなことになってしまったのか。
でも、私の両親が、死ぬまで信じて(?)祈ってきたご本尊だから、このご本尊に題目を唱えて、追善供養をすることが、両親が一番に望む事なんじゃないか。
もし、本当に死後の世界があったら、両親は自死してしまったから成仏できないんじゃないだろうか。
このご本尊に供養の題目を送り続けて大丈夫なんだろうか。
だから、わからないから
何も考えたくないんです。
結果的に、科学的に考えた方が、
気が楽だから
死んだら、無。終わり。
両親は、救われなかった。
つまり最初から、神も仏も、いない。
そう考えた方が、一番心が楽なんです。
でも、やっぱり矛盾してて
心のどこかで、両親とこれからも、
死ぬまで一緒に生きていきたい。
私を見守っていてほしい。
すごくさみしい。会いたい。
だから、家には仏壇があり、たまにお香を焚いたり、手を合わせたりしています。
お墓参りも行きます。
まとまりのない文章になってしまいましたが、
わたしは、もし死後の世界があるのなら、両親が安らかであってほしい。そのために、私は今のご本尊に祈り続けてもいいのでしょうか。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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なつ 様 相談ありがとうございます。
「心のどこかで、両親とこれからも、死ぬまで一緒に生きていきたい。私を見守っていてほしい。すごくさみしい。会いたい。」
「もし死後の世界があるのなら、両親が安らかであってほしい。」
と思うお気持ちは、当然であるし、そうずっと思っていてほしいと私は思います。
そして、仏様とご先祖に向かって手を合わせ、お香やお供え物、そしてお題目、読経の供養は大切です。
ただ、同じお題目を唱え、同じお経を読誦していても解釈の違いやその団体の在り方によって、信じることができない場合があります。団体によっては社会的なトラブルもあり、そのような団体(教団)からは離れることをお薦めします。
最終的には、ご自身の判断でお願いしますが、
一人での判断は難しく危険ですので、相談できるところをご紹介します。
日蓮宗総合相談所
電話 03-3751-7181(10時から16時まで)
メール sodan@nichiren.or.jp
御本尊については、もしその団体を離れているのであれば、同じ形態のような御本尊とはいえ、日蓮宗のものに換えて、日蓮宗の僧侶に開眼供養とご先祖(ご両親を含めて)の読経供養をお願いするのが、私は宜しいかと思います。
その件も含めまして、上記の相談所にご相談ください。
それから、なつ様のご両親を思う心のケア(グリーフケア等)には私も相談にのりますので、どうぞ遠慮なくお気持ちをお伝えください。ご縁に感謝申し上げます。合掌礼
一番心が楽な方法で
ご相談いただきありがとうございます。
なつさんが、長い年月、家族や信仰の中で数々の苦しみを味わい、そして両親の悲劇という深い喪失を経験し、貴女の心は深い傷が残ってしまいました。それを嘆くことは、人として当然の感情であり、無理に忘れようとする必要はないですよ。
なつさんの中で、今まで関わってきたご本尊に固執し、他の選択肢を考えないのであれば、いつまでもその痛みや矛盾から逃れることは難しいのではと思えました。
なぜかと言いますと、なつさんの中に「仏も神様も自分や家族を助けてくれなかった」という現実があるからです。そうなると「偽物か本物」かにとらわれたり、矛盾感にいつまでも付きまとってしまいます。
私からお伝えできることは、宗教であろうと科学であろうと、なつさん自身が心から救われる道を選ぶこと。
世の中には、いろいろな宗教や思想がありますし。その中で、もしなつさんの心が本当に和むものがあれば、それに触れるのもよい。しかし、無理に「これが正しい」と縛られるのは、なつさん自身を苦しめてしまうのでお気をつけてください。
大切なのは、貴女が自分自身の心と向き合い、何がなつさんにとって本当に安心感をもたらすかを見極めることです。両親は、たとえどんなに熱心に祈ったとしても、結果としてこの世の苦しみから逃れられなかった。しかし、なつさんは、これからの人生を自らの意思で切り開く力を持っておられます。
なつさんの心にあるその痛みや寂しさは、無理に消そうとするのではなく、時とともに新たな実りへと変わっていくものです。
ゆえに、もし死後の世界があるとしても、なつさんが無理にそのご本尊に囚われ続ける必要はないです。自分に合う道を探し、他の信仰や、科学的な視点で物事を考えることで、心がより自由になり、苦しみも和らぐはずです。
そうでなければ、いつまでもその矛盾に悩まされることになってしまします。両親が信じた宗教を否定せず、お参りもしてください。
但し、貴女自身が、心から平穏を感じる道を選び、前を向いて生きることこそが、真の救いであるのではないでしょうか?
どんな選択であれ、それがなつさんにとっての「救い」となるなら、それを信じ、前進してほしいですし、応援しています。
また相談くださいね。
あなたが安心して生きることできますように
拝読させて頂きました。
ご両親様が相次ぎ突然お亡くなりになられてあなたは大変辛い思いをなさっていること、神も仏もないと思っておられることを読ませて頂きました。詳細なことはわからないですけれどもあなたの辛い思いや苦しみや迷いを心よりお察しします。
ご両親様が必ず心安らかになります様にと心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌
あなたのお気持ちからすると神も仏もない救われないと思うこともあるかとは思います。とはいえ揺れ動くあなたの思いや願いもあるのではないかと思います。
仏様や神様は必ずご両親様をお導きなさって下さいます、先に逝かれた親しい方々やご先祖様もご両親様を優しくお迎え下さいます。
ご両親様は仏様や神様のもとご先祖様にも再会され一切の迷いや悩みや苦しみから救われ何の憂いもなく安らかに円満にご成仏なさいます。
あなたが信じる仏様も必ずご両親様やあなたもお救いになさって下さいます。
ご両親様はご先祖様と一緒にこれからもずっとあなたのことを優しくお見守り下さいます。
その教団の中での信仰について私がどうこう申し上げることではありませんけれども、他者をおとしめたり暴言や暴力を振るったり、激しく誹謗中傷したり、排他的になり自分達だけ優れている救われるという優生思想は仏様の教えなのか?と思います。
仏様は平等にお救い下さいます。「仏様の心とは大慈悲」ですからね。
幼く亡くなられても、病いで亡くなられても、事故で亡くなられても、災害で亡くなられても、戦災で亡くなられても、自死で亡くなられても、長寿で亡くなられても、仏様は全てのものを導きお救い下さいます。
宜しければあなたの思いをお話しなさって下さい、あなたを心よりお待ちしております。
自死遺族の分かち合いの会も開かれてます。様々な宗派の僧侶が集まり開いてます。
https://bouzsanga.org/share/
そこであなたの思いもお話し頂いたり、沢山の方々の思いに耳を傾けて頂き、思いを分かち合ってみてはいかがでしょう。
あなたが心安らかに救われ毎日を健やかに生きることできます様に、ご両親様やご先祖様とのご縁を大切に生きることできます様に、あなたが与えられた天寿全うなさる時仏様や神様がお導き下さりご先祖様やご両親様が優しくお迎え下さいます様に切に神仏やご先祖様やご両親様に祈ります。至心合掌