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遺品整理という心の整理のつけかたについて

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有り難し有り難し 6

私は12年前に2つ年上の27歳の兄を病気で亡くして、先日十三回忌の法事を行いました。
12年経ってようやく、兄の遺品を片付けようかと実家の母から相談がありました。
しかし、遺品を捨てるということは兄の生きた証を消すこと、心の中の兄を自分の手で殺してしまうことになる気がして処分を決断することができません。
「物がなくても兄は心の中で生きている」とおっしゃってくれるかもしれませんが、私は忘れることが怖いのです。忘れてしまうかもしれない自分が恐ろしい。でもそこに物があれば、より鮮明に覚えておけると思うのです。

でも一方で、ずっと残していると過去に縛られて自分が前に進めない気がして、果たしてそれで幸せに生きられるのだろうかという思いもあります。

私は2歩先を歩いていた兄という道標を失ってから、12年間ずっと時間が止まったままのように感じています。
例えば私が結婚して新しい生活をはじめればその時には遺品を整理しようかな、ということを考えて12年間生きていましたが、
もしかしたら逆に遺品という古いデータを整理して、心にスペース・容量を作らないと新しい生活に進むことができないのかもしれない、と考えるようになりました。

本当はもっともっと具体的な内容で質問を書きたかったのですが(たった1000字しか書けない制限が残念です)、気持ちの整理が追いつかず、話がまとまっておらず申し訳ありません。
遺品の整理という、残された私の心の整理の仕方について、どう気持ちの折り合いをつければよいのか、心の中の兄とどうやって一緒に生きればよいのか、ぜひともお話をお聞かせいただきたいです。

2019年7月17日 23:08

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

どのようにすればいいのかは、やはり人それぞれなのだろうと思います。
私の弟も十数年前に旅立ちました。
遺品は処分した物もあるし、残っているものもあります。
本棚や小物など私が今現在使っている物もあります。
弟の使っていた経本も棚に残しています。
時々それを使って読経すると、弟の書いたメモ書きがあちこちにあって、あいつも頑張ってたんだなぁ、自分も頑張らないとなぁ、と思ったり。
遺品やその処分にこだわる必要はありません。
遺品はどうあれ、浄土から見守っている、あるいは、そばにいてくれているという気持ちを持って、精一杯自分の人生を生きたらいいのだと思います。
お兄さんが目の前にいたら、今のあなたに何て言うでしょうね?

2019年7月18日 13:05
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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんをしています。 なかなか良い回答はできませんが、少しで...

お母さんのお気持ちをお尋ねになるのも

お尋ねの文面を拝読しながら、第二次大戦中、ハワイからヨーロッパに出征した日系兵士のお母さんのことを思い出しました。442部隊として知られる日系部隊は戦死者の数と勲章の数の多さで有名でした。お母さんのお子さんだった兵士も戦死しました。彼が戦死して六年後、つまり七回忌を境にお母さんが沈黙を破りました。もともと短歌好きで息子さんの出征時には心を揺さぶられるような短歌をいくつも作っておられます。そんなお母さんが息子さんの戦死後、ぴたりと息子さんの歌を作られなかったのに、七回忌の前後のある時点で「戦友」という歌の替え歌をお造りになりました。この替え歌もまた心を揺さぶられるものです。詳しいことはウエルズ恵子という人の本に書かれています。

何が言いたいのかといいますと、十三回忌をお勤めになったことで、母上のお気持ちにどんな変化が兆したのかなぁ、ということです。きっと何か母上のなかで大きな心の動きがあったと思うんです。だから、遺品整理については、あなたご自身のお気持ちも大事だけど、母上のお気持ちも大事だから、お二人でよくお話しになったら、と思いました。もしかしたら、とうにそうなさっているかもしれませんが。

さて、亡くなった兄上とあなたの関係です。私は京都で中島岳志先生(京大大学院出身、東工大教授)の貴重なお話をお聞きしました。東本願寺の外部委員みたいなことをなさっておられ、同寺本山で講演をなさったのです。タイトルは「死者と共に生きること」でした。内容はだいたい以下のようでした。

https://toyokeizai.net/articles/-/215358

亡くなった兄上とともに生きていかれたら、と思います。

2019年7月18日 13:25
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有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...

「遺品」問答一覧

亡き母の住まいについて

昨年の春に亡くなった母の住まいについての相談です。 母は私達子供が自立してから、アパートで一人暮らしをしていました。 父とは経済的理由で離婚していて、一緒には暮らしていませんでしたが、家族は全員仲が良く、誇りの持てる一家です。 母が亡くなってから今までの約一年間、父が家賃や光熱費の基本料金などを支払い、管理してくれていました。 しかし、やはり父の負担も少なくなく、今月中旬に引き払うことに決めました。 経済的な不安で苦労が多かった母ですので、自分が亡くなってから父が負担していることも心配していたのではないかと思ったりもします。なので、部屋を引き払うことが悪いことだとは思いませんが、生前の母の大切な場所であったことは確かです。 そこを空っぽにしてしまうことを、天国の母はやはり悲しむでしょうか? とはいえ、私が管理することも経済的に難しい状況です。 亡くなってからも私達のそばにいてくれていると信じて過ごしてきました。 それでも、母の居場所がなくなってしまうのではないかと心配です。 闘病が苦しいながら、生きていてほしいと願う私達家族の為に最後まで頑張ってくれた(私達が頑張らせてしまった)母に、もう辛い思いはさせたくありません。 部屋がなくなっても、母の安心できる居場所はあるのでしょうか? ご回答いただければ幸いです。 宜しくお願い致します。

有り難し有り難し 3
回答数回答 1

遺影を飾らないという選択はだめ?

家を建て替えました。 現在飾るか飾らないか迷っていて遺影をしまってあります。 先日親戚が仏壇に手を合わせにきてくださった際、遺影飾ってないの!?仏様可哀想にねえ。と言われてしまいショックを受けてしまいました。 遺影を飾るのをためらっている理由としては、 以前住んでいた家は昔ながらの広い和室で長押もありましたし、絵や遺影も飾ってありました。 ですが今の和室は四畳半。 そして前の家で震度6の地震の際、遺影が落下し危うく怪我をしそうになった経験もあります。未曾有の地震が来るかもしれない土地なのでそれも怖いなと思っています。 そのため通路ではないところに。と思っていましたが今のサイズだと4枚並べて飾るスペースがありませんでした。 そして私にはまだ亡くなった後供養してと頼まれている人が2人おり、その家にも既に一人分遺影があります。ゆくゆく最低でも7人分の遺影となると絶対飾れません。 私や子供がハウスダストアレルギーなので埃の溜まりやすいものを上の方に飾ることにも抵抗があります。 勿論仏壇は置いて供養していますし、お墓にもきちんと行っています。盆、○周期供養も欠かさずにしています。 それでも遺影を飾らないという選択は供養をおろそかにする行為でしょうか? かといって私も亡くなった家族の顔をすぐ見られる遺影はいいものだと思っているので、普通の写真を腰の高さくらいのところに飾る。仏様が4人なので仏壇前にデジタルフォトフレームを置いてたくさんの写真を自動再生できるようにする等。遺影以外で飾ろうかなと考えています。その方が笑った顔等色んな姿が見られるしいいんじゃないかな?と思っています。このような方法では仏様に失礼にあたるでしょうか? 宗派は臨済宗になります。宗派で絶対に飾らないといけないという決まりはあるのか。遺影を飾らないことが仏様をおろそかにしている行為なのか?教えてください。

有り難し有り難し 52
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