hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

思い込みを変えたい

回答数回答 1
有り難し有り難し 20

こんにちは。
初めて質問させて頂きます。

私は、“自分は不幸な人生を歩む”という思い込みがあります。

良いことがあったり、順調な時でも「良いことの後には悪いことが起こる」と思ってしまいます。

反対に、不調な時も「どん底だ…もうダメだ」と思います。

“自分は不幸”という思い込みから、些細な不幸を見つけては「やっぱり…」とため息をつきます。

ずっとそんなマイナス思考なので、現実もマイナスに進みがちです。

最近気付きましたが、私は不幸な方が落ち着くのかもしれません。
幸せになることを恐れています。

本当は幸せを受け入れたいはずなのに…。
でも心の底に染み付いた思い込みは、簡単には変えられなさそうです…。

マイナスな思い込みを変えるには、どうすれば良いでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一つでもいいので、一番のものを心に

拝読させていただきました。

不幸と幸せは紙一重でもあることは分かります。

まずはどこに対して不幸と思考を置いているのかを分析してみてください。

例えば)
横断歩道を渡っていて、交通事故に遭いました。そして、腕が骨折しました。
これをどうとりますか?

1.骨折した。仕事にいけない。身体が不自由だ。痛い。など

2.骨折はしたが、命までは取られなかった。次は青信号でもしっかり目視確認し、事故に遭わないように心掛けよう。

「1」「2」のどちらを取りますか?

この取り方次第で、不幸も幸せに、幸せも不幸に考えれるのです。

人には煩悩があり、欲が生まれます。仏教では求不得苦という、求めるものは手に入らない苦しみがあることをお伝えしています。
30歳の人が20歳になりたい、若くなれば綺麗になる、そうすれば周囲の見方も変わる。しかし、若くなることは出来ないので、若くなりたいと思うことが苦しみを生み出しているのです。

ですから、例えを二つほど出しましたが、小欲知足でいる心構えが、些細なことなども普段は流していることも、幸せに見えることはたくさんあります。

・親がいること
・五体満足であること
・屋根の付いた家に住めること
・毎日ご飯を食べれる健康
・友達がいること
・携帯電話が持てること
・仕事に就けること
・道端ではなく、布団で寝れること

などなど、小さな欲を感じることで、幸せだらけな心を作り上げていきます。

良い人生を心からご祈願いたしております。

合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。

幸せと不幸は紙一重、確かにその通りですね。
“小欲知足”という言葉は初めて知りました!教訓にしたいです。

当たり前の幸せに気付かず、自ら幸せのハードルを上げていってしまったことに気付きました…。
幸せを感じ、受け入れられるように過ごしていきたいです。

ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ