大学を辞めたい
私は現在大学2年生ですが大学を辞めたいと思っています。
私は将来何になりたいかどんな職業に就きたいかなどが分からずとりあえず親に大学に行った方が良いと言われ実家から近い福祉系の大学に入学しました。
そこで1年間を過ごしましたが、福祉に興味があった訳でもなく必修科目を3単位落として2年生になりました。
2年生になると演習や実習科目が増えてきて大学に行く意味や勉強する意味がわからなくなってしまいました。
それなら大学を辞めてバイトをして大学にかかった費用を親に返したいと思いました。
しかし親に伝えると思うと、怒るだろうし、悲しむだろうし、もしかしたら病んでしまうのではないかと考えてしまいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
他にやりたい道が無いなら、
せっかく縁あって進んだ
今の道を歩むべきでしょう。
大学に行く意味や勉強する意味は
あなた自身がそこに見出すべきなのです。
福祉系は大切な仕事ですから
もう少し気合いを入れて勉強したら
興味が湧いてくるかも知れません。
大学にかかった費用を親に返したいなら
大学を卒業して就職してから返済しましょう。
その方がまだ稼げますよ。
他にやりたい仕事や、学びたい分野や、行きたい大学があるのなら、そこを目指すことは良いことだと思います。
人生はたった一度しかありません。
あなたの人生はあなたのものです。
しかし、他の道がまだ無いのなら、今大学を辞めても得るものがありません。
学費はどうでもいいのです。
大切なことは、将来自立した大人になる為に何かを学んで成長しているかどうかです。
福祉の知識や技術は将来あなたの親やもしかしたら奥さんやその親の世話をするときに役に立つかもしれません。
または、生活に困っている人を助けようとした時に役に立つかもしれません。
将来どんな道を歩んでも無駄になることは無いと思います。
また、仕事選びは好きなことや興味のあることだけが仕事選びではありません。
自分ができる事を仕事にするという事も悪くはないと思います。
好きなことは趣味として、あるいは副業でやってもいいのですから。
あなたは自分ができることを精一杯頑張ったらいいと思います。
単位なんて取り直せばいいのです。
他の道が見つかればその時にまた考えて、それまでは目の前の自分にできる事に専念してみましょう。
なお、健康な時は全く視界に入らないのですが、一旦病や怪我、老後、災害、ハラスメント、いじめ、リストラ、借金、不登校、などに会うと福祉の支援は非常に大きな助けとなります。
年間3万人に近い人たちが自死している中で、福祉の役割はとても大きなものがあると思います。
福祉とは老人の介護だけではありません。
今一度福祉の役割について視野を広げて学んでみてはどうでしょうか。
その中にはあなたが興味を持つものがあるかもしれないですからね。