いつもあぶれる子
中1女子の我が子のことでご相談させてください。
部活と期間限定の習い事でバレーボールをしています。
今日子どもから「練習で奇数になると常に自分が一人あぶれてしまって、みんなから除け者にされている気分になる」と泣かれました。
中1のお姉ちゃんは幼い頃から、同じくらいの年齢の子とコミュニケーションを取るのが苦手でした(大人とはよく喋ります)。
側から見ても、なんとなく浮いているというか、この子と喋っても話も続かず同年代の子ははっきり言ってつまらないだろうなぁと思います。話の合う子が未だに見つからず、こちらからも積極的にいけないようで、「仲良しの子」という存在がいません。とはいえ特別に嫌われているという感じでもなく、言い方が悪いですが学校では「どうでもいい子」といったところでしょうか。
本人は責任感が強く、真面目で、積極的に級長や児童会役員に立候補したりします。頭も良く、頑張り屋なのですが、どうにも友だちができません。
私からは、明日の部活は休んだら?バレーボール教室も辛かったらやめればいいよ、と声をかけました。
本人は仲の良い友だちが欲しいそうで、ひとりぼっちで悲しくなると言います。
彼女にどのように声かけをしたらいいでしょうか。また、この子の寂しさをどのように埋めてあげたらいいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「あなたらしく」が一番
こんにちは。亀山純史と申します。
友達が出来ないとか、自分だけが除け者扱いされているように感じることは、多分、今の環境が、お子さんに適した環境ではないだけのことではないでしょうか。友達を作ることにしても、誰でも友達になるわけではありませんよね。また友達といっても、それぞれに温度差があるのが普通でしょう。いつも一緒にいることが多い友達もいれば、たまにしか連絡を取らない友達もいるように。
私は長年、高校で教員もしていますが、高校時代は物静かで目立たない生徒であっても、高校卒業後の進学または就職先で、見違えるほどに活発になった生徒を何人も見ています。それだけ成長したと言えば、そうとも言えるかもしれませんが、最も大きな要因は、卒業後の環境が、本人にとって活発になることが出来る環境だったからだと思います。
もし、私がお子さんに言葉をかけるとしたら、「あなたは何も悪くはないんだから。あなたはあなたらしくしていることが、一番素敵だと思うよ。」と言った言葉でしょうか。
以上が私からの回答です。ご参考になれば幸いです。