この問答を娑婆にも伝える
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
敢えて説くのなら
人として生まれなくとも、生あるものは皆その生を全うするべく日々をおくります。たまたま私達人間は現在この地球上にて、有難いことに特別な立ち位置を獲得していますが、自然界における他の動物のほとんどは皆、毎日命がけのサバイバルです。そして人間は長年の進化によって脳が発達し過ぎましたから、文明や文化を創造する能力と同時に妄想の翼も兼備してしまったんですね。
例えば空を飛ぶ鳥が飛ぶことの意義に疑問をおぼえ、身の振りようを考えることがあるでしょうか。海を泳ぐ魚が過去や未来に悩んで泳ぐのをためらうでしょうか。もとよりそこに理由や理屈は無いのでしょうね、有るのは縁や運命、天命のみ。
「幸せだから笑うのではない 笑うから幸せになるのだ」と、誰かが仰っていたのを記憶しています。他の何かに影響されているようで実は、自分自身の舵をとれるのは自分自身だけなんですよ。私達の「考えるチカラ」というものは、自分で上手くコントロールしないと逆にこっちがコントロールされる側になりがちです。
もう少しだけ本能的に生きてみて良いと思います。でもたったそれだけのことで、たぶん違った「自分と世の中の観かた」ができるはずです。
{{count}}
有り難し