仕事との向き合い方に悩んでいます
社会人になり、社会の様々な側面が見えてきて、自分の生き方、選んだ職業を全うできるかに自信を無くしています。
大学で学んできたこととは全く関係のない業界に入ったが、これでよかったのだろうか?などと考えてしまいます。
私は大学でアメリカ文学を学んでいましたが、入社したのは全く関係のない、小売業の会社です。
大学時代にサークルでリーダーを務め、そこでチームを率いること、メンバー一人一人と向き合いモチベーションを上げていくことにやりがいを感じて、その経験が活かせると感じた企業に入社しましたが当然ながら学生のコミュニティと実社会は違い、難しさを感じています。
時々、仕事に向かう気力が起きなくなり全て投げ出したいような気持ちに駆られ、そんなダメな自分と決別したいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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悩んで当然。あなたはダメではありません。
ご相談拝読しました。お仕事お疲れ様です。
>そんなダメな自分と決別したいです。
とのことですが、あなたは全然ダメではありません。
>仕事に向かう気力が起きなくなり全て投げ出したいような気持ちに駆られ
とのことですが、仕事って基本そういうものです。辞められるならば辞めたいものでしょう。でも生活するためにする…それが仕事です。人々に必要な事…裏を返せばそれは嫌な事や面倒な事や煩わしい事をしてその対価を貰うということです。
その仕事に自己実現…人間が自己の能力や個性を発揮して、個人ごとの目標(やりがい・生きがい)を実現していくことを求める人は多いですが、そこにずれがあるのかもしれません。
まず、どんな仕事であれ新卒からしたら初めての内容です。そこに「きっとこうなるはず、私のやりたいことはこれ」という前提をもっていくことの方が実は無理があるのです。
夢は夢であって、夢が叶ってみたらそこには現実があるもの。夢(思い描いていた想像)が夢(希望していた現実)と違っても当然です。
そうならば、次のステップとして別の職場を求めるパターンか、仕事の収入を手段として仕事以外の要素で自己実現を目指すパターンが考えられます。
それはどちらも否定すべきものではありません。でも、もっとも現実的でおそらくカバーできる範囲が広い選択肢は仕事や目標を変えてしまうのでなく、自分が変わる(成熟していく)というものです。
>サークルでリーダーを務め、そこでチームを率いること、メンバー一人一人と向き合いモチベーションを上げていくことにやりがいを感じて
とのことでしたが、これを新人のあなたがいきなりできないのは当然です。でもいつかはその立場になるのかもしれませんから今は率いられる者として学ぶ時間でしょう。
石の上にも三年と言いますが、継続して初めて見えてくるものがあるはずです。
もちろんどうしても嫌で、鬱傾向になってまで続ける必要はないと思います。でも今はあなたが自分で決めた自分の殻が破られていく成長の時間なのではないでしょうか。
合う環境を求めるのもよいですが、合わせる能力や思考はどこにいってもやはり必要です。
私が勤めていたころを思うとおぼろげながらやりがいを見出せたのは働き出して三年目くらいだったかもしれません。
あなたは全然ダメではありませんよ。