地獄
引きこもりが長期になって、学校も仕事もしておらず死んでしまいたいと考えています
まわりと同じように出来ず何故できないのか分からず、失敗が怖くて、いつか今以上に人に迷惑をかけて実際にしたことはなくても最悪暴力をするようになるのではと怖いです
このまま死んでしまったらずっと地獄なのかと怖いです、私は人間として間違っているでしょうか
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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周りの人と同じじゃなくていいです
周りの人たちと同じようにできないのはみな同じことです。できるようにみえている人もずいぶん苦労して周りに合せて、自分を殺し、我慢しつつ周囲をたて、波風が立たないよう苦労なさっています。だから、周りの人はやすやすと同じようにはなさっていません。
ただ、日本は同町圧力が強いので、周りと合わせづらい人はしんどいですよね。空気読めよ、とか忖度しろよ、というのが社会のしくみとして出来あがっていますもの。
そこで、ですが別に引きこもっていて悪いという法律はなく、何も罪を犯しているわけじゃありません。仏教学者で、評論家のひろさちやさんは、つねづね引きこもりの何が悪いんだとおっしゃっています。その通りなんです。周りと同じじゃなくていいんです。可能なら引きこもっていても迷惑ではないし、社会のゴミでもないんです。人間は生きているだけで尊いんです。
ただ、お金が必要だとか、経済的に自立したいとお考えなら、社会と接点を持たないといけません。これも、いまはインターネット上で相当なところまでできるので自宅からでないでも経済活動は不可能じゃありません。株やFXで暮らしている人もいますし、プログラミングを自習されるなど技能を習得されたら、家の中から一歩も出なくても経済活動は可能です。芸術分野もふくめ、別に家から出なくてもやっていける方法っていくつかあるじゃないですか。
自分の人生だから自分がいいように生きればよく、自分が望むようには生きられないならそのなかで自分に合った生き方を探していかれたらよいのではないですか。少なくとも以前よりはそうすることが可能な社会になっていますので、死ぬ必要も地獄だとお感じになる必要もありません。周りと同じじゃなくていいんです。
失敗が怖いのもみな同じです。失敗しても生命までは取られません。破産した人も立ち直っておられます。