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母を止めても良いのでしょうか

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https://hasunoha.jp/questions/34933

以前も相談させていただきました。

現在、入院中の継父の容態がとても悪く、生命レベルが低下して急遽呼び出されてから、なんとか持ち直し1週間が経ちました。今も口から水分も取れず、意識もぼんやりしているようです。このまま衰弱して行くのは確かで、何ヶ月持つか…という状況です。

母は様子が気になると言い、毎日、私の帰宅を待って一緒に病院に行きました。
継父は良くもならないですが悪化している状態でもなく、母は少し安心したのか、
今日「○曜日はちょっと出かけようと思うの。」と、言葉を濁しながら私に言いました。いつもの男性に逢いに行く時の口調です。

自分の夫がこんな時に男性に会いにいくなんて…と思いながら
母にはそれを言えませんでした。

私は最近、継父は既に気付いているのではないか、という気もしてきました。(何となくですが)

そして、今は母の介護は食事と薬、受診の世話だけですが、今後は少しずつ介護も必要かと思います。
今後、私が母を軽蔑したり詰ったりしてしまうのではないかと、とても怖いです。

継父がこんな状態の今、男性には会いに行かないで欲しい、私がお母さんを軽蔑してしまう

このような事を母に伝えてもいいのか(それでも隠れて会いに行くのかもしれませんが・・・)
ここは母の心の安定を第一に考えて黙っているのか
とても悩みます。

この1ヶ月、父の入院と同時に妹も大きな問題を起こし、
その処理も全て私がやっています。
私は家族から何の罰を受けているのだろうと思う事もあります。
認知症の母は妹は今何処にいるんだっけ?と、何度も心配して尋ねてきます。

いろいろ忘れてしまう母に、時々イラつく時もあります。

母には幸せな気分で過ごして欲しいと思いながらも、
入院、施設、何かあった時の葬儀やらを私に任せて、
それなのに継父を裏切り続ける母が理解出来ません。

年齢と共に自分本位になっていくのは理解していますが
自分の母親だと思うからこそ、この事だけはいつまでもモヤモヤしてしまいます。

私はどうしたらいいでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ずお父様へお気持ちを向けて下さいね

拝読させて頂きました。
あなたがそのようにお悩みなさるのももっともですよね。そしてお父様の容態が心配です。今はお父様の看護や看取りに皆さんがお向き合いなさる時です。どうか残されたお父様との時間、そしてお父様がお亡くなりになられてからの通夜葬儀等のご供養に心も時間も可能な範囲で使って下さい。
お母様の認知の度合いにもよりますけれども、やはりお母様にもお父様の看取りを可能な範囲でやって頂くことが第一優先かと思います。
後悔先に立たずです。

わかる範囲ですが、穏やかにゆっくりとお母様にお話なさりご説明なさって少しでも理解頂き、お父様へお気持ちを向けて頂きます様お願い申し上げます。

ですからその男性とはしばらく交流なさらない、そのことについてもしばらく保留なさった方がよいと思います。
いずれまたそのことは浮き出てくるでしょうからね。

今あわててどうこうなさることではないかと思います。

まずはお父様をしっかりとできる限り看取りましょう。そしてお父様をしっかりとお送りなさいましょう。

これからの日々皆さんがお父様を心を込めて看取り、心を込めてお送りなさり、お父様が皆さんをこれからも見守り続けて下さるご縁を結んでいかれます様切にお祈りさせて頂きます。

至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

再度拝読させて頂きました。
そうですね、その男性のことにふれるよりは今お父様に寄り添い支えてあげるこの時やご縁を大切にして頂くことをしっかりとご説明なさることですね。ゆっくりと落ち着いてお話なされば必ずわかって下さるでしょうからね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azumaさま

暖かいお言葉、感謝します。
理解力が足りず申し訳ありません。

母には、今その男性に会いに行かないで欲しいと直接は言わず、
父を見送る為の時間を大切にする話を・・・という解釈でよろしいでしょうか?

暗い話題からは逃げたがるようになり
その逃げ場が別の男性なのかもしれませんが、一度しっかりと母と話をしたいと思います。

男性の事には触れない方がいいでしょうか?

Kousyo Kuuyo Azumaさま

再度補足して下さり、有難うございます。
何度も読み返し、
「今はそんなことより」と母に向けておきながら、私まで余計な事に気持ちを取られていることに気付きました。

私達「家族」の問題と、その男性の事は別問題ですね。
私は今は家族の問題にしっかり向き合う、と決意する事が出来ました。

本当に有難うございました。
感謝します。

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