hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

娘の名前

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

娘の名付けを何度も何度も後悔してしまいます。
本当にくだらない、どうにもならないことです。
娘は、もう20才なのに。

付けたかった名前がありました。
漢字も画数辞典で主人と調べながら決めていました。
正社員で働きながら、毎週末は義実家に行くという生活でした。
姑から名前考えてる?と聞かれて〇〇と言ったところ散々な言われようでした。
姑は、思ったことは何でも口にする人です。
妊娠がわかった時は
嫌だ~お祖母ちゃんなんかになりたくない~
赤ちゃんが女の子だと判明した時は
え~男の子が良かった~
今、思い出してもイライラします。

姑の家の近所のお孫さんの名前やお子さんの名前を変な名前!っていつもバカにしてるような人でした。

私が付けたかった名前も散々バカにされ、そんな変な名前付けないでよ!と言われて名付けに自信が無くなってしまいました。
姑は私1人の時にしかそういうことは言いません。
主人が居る時は言いません。

姑は、会うたびにこんな名前が良いって色々な名前を言ってきました。
姑が付けようとした名前は、どう見ても男の子の名前か中性的な名前ばかりでした。
その名前で漢字を色々当ててみましたが、どれもゴテゴテした漢字になってしまい止めました。

その後も、まだ名前決まらないの?もう△△って名前で良いじゃん!とか言われ参ってしまいました。

そうこうしているうちに早産で低体重で生まれてしまい、主人と画数辞典で名前を考え直して、プロフィールにある名前を付けました。
読みも意味も良い無難な名前としか思えませんでした。
姑も、平凡な名前だね程度の反応でしたが。
付けてから友達等に公表して、みんなが「えっ?」と反応して初めて人気名だと知りました。
ネット環境等無く、本当に全く知りませんでした。
独身の友達でさえ知っていたのに。
人気ランキングなんて、名付け辞典には載っていませんでした。
自分のリサーチ不足に後悔です。
娘は友達からも苗字呼びが多く悲しいです。

今、付けたかった名前の女の子を見かけることがあります。
この名前が良かったと泣きそうです。

どうしてもっと自分の名付けに自信を持たなかったのか。
どうして姑にハッキリとこの名前にします!と言えなかったのか
20年もたってるのに姑を憎み、娘の名前に悩む自分のことも嫌です。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悩みの本質はどこにあるのか?

ご相談拝読しました。

お辛いですね。くだらない悩みなどではありませんよ。どうにもならないからこそ苦しいのですよね。

お気づきの事とも思いますが、今の悩みは娘さんの名前について悩むという形をとっていますがその本質は自分自身についての悩みなのでしょう。

娘さんは立派にその名前として生きていらっしゃるわけでしょう?後悔しているという気持ちはそのままでもいいので、まずは娘さんの名前と存在を事実としてしっかり受け入れましょう。

さて、姑さんへの恨みや過去の自分への後悔、もっとこうできたはずという自責、結婚生活の中でのゴタゴタなど、色々ありますが、要は自分とは一体何なのだろう?という疑問なのではないでしょうか。

自分が分からない

それなのに「自分とはこうであるはずだ」「こうであってほしい」という思いへの執著がそうはならない自分の現実を責めてしまうのではないでしょうか。

理想の自分をよしとして、現実の自分が苦しんでしまっています。

姑さんの言動は確かに問題はあったでしょう。でも姑さんはそのように振舞ってしまう縁の中にいたのでしょう。生育環境であるとか、人生における出来事だとか様々な要因の中でそうなってしまった。それが良いとか悪いとかでなくそういう縁だったのです。

あなたが今後悔や自責に苛まれるのもその様な縁の中にいるからです。なのであなたが悪いわけではありません。どんな気持ちも自然な反応なのです。それはそれとして認めてあげましょう。

でもこれは運命論ではありません。為す術がないということではけしてないのです。

あなたは今のあなた自身の姿に気付いている。それは苦しかったり悲しかったりという形で、これでいいのか私は?とあなたの底の底の本当に救われたいという願いから自分自身が問われているわけです。

後悔も恨みも尽きることはないのかもしれません。でもそれと同時にそうした悲しみ苦しみの中にあっても、本当に自分自身と言う存在や自分の人生に満足したいという願いから態度を選択してけるならば、あなたはきっと変われます。

いつか娘さんの名前を呼び心の底からその存在の喜びをかみしめながら抱きしめてあげてください。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
このお坊さんを応援する

名前のせいではなく、あなたの煩悩

後悔は煩悩です。
過去への怒り(嫌だ)の煩悩。
これは、あなた自身の煩悩です。
どんな名前をつけていても、煩悩がなくならなければ不満や迷いが生じます。
煩悩だ、妄想雑念だと思って、思考をストップしましょう。

{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

願誉浄史 様
御回答ありがとうございます。
煩悩が無ければ楽ですね。
「妄想雑念、遠くに行けー」と
払い除けるようにしたいと思います!
余計なことは、もう考えずに。

吉武文法 様
御回答ありがとうございます。
仰る通りです。
この20年、娘の名前を心から受け入れることが出来ず、赤ちゃんの頃からずっと愛称で呼んでいて娘に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
良い名前だから多いんだって、納得しようとしても、本当に一番付けたかった名前じゃないことで苦しかったです。
縁があってこの名前になったんだと、これからは思えるような気がします。
残りの人生、自分の選択に後悔しないよう、もっと自分に自信を持って生きて行きたいと思えました。
相談して本当に良かったです!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ