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嫌な記憶との上手な付き合い方について

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嫌な思いをしたので次に活かしたい、でもずっと嫌な気持ちが忘れられなくてつらい、かと言ってケロリと忘れてしまうのも悔しいです。嫌な記憶は糧とせず、忘れるほうが良いのでしょうか。

バイト先で男性社員(50代)からセクハラを受け、店長(40代男性)に相談したところ、「おっさんじゃなくて俺にしなよ(以下デートの誘い)」と予想外の追いうちをかけられました。
50代社員は一度きりでしたが、店長は
「どんなに年が離れていても、魅力がある女性なら興奮する」
「襟の開いた服のほうが胸元が綺麗に見えるよ。似合う服をプレゼントするね」
など、社長から注意されても懲りずに送ってきました。
仕事中の店長はとても事務的な態度で接してきたので業務には支障がなかったのですが、私は店長の顔を見るだけで気分が悪くなり、バイトを辞めてしまいました。

春から内定をいただいた会社に勤めるので、この経験を活かして次はもっとうまく立ち回れるようになりたいです。
しかし、半年経っても気持ち悪さが鮮明に蘇ってきて、思い出すたびに気分が落ち込みます。
嫌な記憶とうまく付き合っていく方法を教えてください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

記憶は、思い出さなくてよいときに出たら「雑念」

その記憶は、今となっては思い出す必要がない記憶でしょう。
思い出さなくてよいときに思い出してしまった場合、それは「雑念」「妄想」です。
思い出してしまった場合は、頭の中で「雑念だ」「妄想だ」と確認してから、他のことを考える、そのときやるべきことに集中するようにしましょう。
たとえば、書類を書いているときに書類に関係ないことを思い出した場合は、それは雑念・妄想です。
雑念・妄想する時間を1秒でも短くきりあげ、書類に意識を戻しましょう。
雑念が出たら戻す、雑念が出たら戻す。
人生全体において、毎日がその繰り返しだと言っても過言ではありません。
妄想・雑念は悪魔のイタズラだと思って、悪魔のしたい放題にさせないよう、雑念に「気づく」智慧を武器に悪魔を追い払いましょう。
悪魔は、ゴキブリやハエよりも捕まえ易いですよ。しつこくまた出てきますが。

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私も男性なので若い容姿端麗な女性を見たら、ポーッとしてしまうことがあります。それくらいはご容赦いただくほかありません。残念ながら。しかし、バイト先のオジさんたちはやってはいけないことをなさいましたね。お二人ともかなり悪質ですし、それがあなたをバイトを辞めた後も苦しめているのですから。

たしかに就職なさった後も同じようなことが続くかもしれませんので、恐怖されるだろうし、バイトのこの経験を好むと好まざるとに関わらず参考にせざるを得ないのは事実です。男性の多くは、もちろん例外も少なくないけど、同じことを考えていますので。また、あなたとお会いしたことはないけど魅力的なのでしょうから、それを先輩女性社員が嫉妬してしまうことも考えられます。

対応策としては服装やお化粧を地味なものにし、目立たたないようにするなどが考えられます。少しは効果があるものと思います。

暗い話ばかりでますます滅入るようなことばかり書きました。しかし、ほかの方にも同じことを書いていますが、職場とは修羅場で戦場です。会社自体が他社と競い、しのぎを削っているのですから、会社の内部も当然、戦場であるわけです。会社に入る前から悩んでいたらすぐ取り残されてしまいます。辛いことをいいますが、そんなことで悩まないで男性社員に勝ち、先輩に追いつき追い越すくらいの気概を持って社会に出る決心をしてください。社会人としての第一歩に躓かれませんよう、せつ願ってやみません。

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