日に日に募る後悔
前にも書きましたが、夫が今年の1月に自宅マンションから飛び降り亡くなりました。40歳でした。私も40歳です。子供はいません。
夫は最後の半月ほど酷い鬱状態でした。
でも正月だの連休だのもあり、何より家族が鬱であることを認めたく無いのもあり、病院に連れて行くのが遅くなりました。
小さなクリニックの医者にすぐ入院したほうがいいと言われたのに、連休になってしまい連れて行くのは連休明けにしようと思いました。連休明けの朝、亡くなりました。
アルバムを整理して本にしようと思いました。学生時代から付き合っていたので20年分あります。若い頃の彼はとても愛らしい笑顔の人でした。結婚式の写真もとてもハンサムでした。でも、見れば確かにここ数年の写真はやつれてます。
いつも疲れたと言ってました。
もっと俺を大事にしないと早く死んじゃうよ?とも
それなのに、私は冗談で「チネ!(死ね)」とか言ってました。
「死ぬなら早くしてね。年したら再婚も出来ないし」などと冗談ではすまないぐらい酷いことを何度も言いました。
旦那は知りませんが浮気も一度しました。結構近年のことです。
それでも旦那は私のことが大好きでした。
死ぬ前日も「大好きだよ」と私に何度も言ってました。私はうんわかってるよぐらいしか言わなかった気がします。
朝、夫が起きたのに気がついたのに、私はもう少し寝ていたくて、目を覚ましませんでした。
マンションの下に落ちている夫を見つけたとき、半顔が下向きになって血が出ているのを、怖くて心臓マッサージもしてあげられませんでした。
仕事も一緒だったのになんでもっと手伝ってあげなかったのか?
なんでもっと早く気が付かなったのか?
なんで、鬱っぽい夫に当たってしまったのか?
亡くなった直後は全て夫の責任だと思いました。夫がなくなり、私も、夫の家族も、会社も従業員も大変でした。泣きたいことだらけでした。
でも最近私のせいで死んでしまった気がします。なんで『悪い』私じゃなくて、あんなに優しくて誠実だった夫が死んだのか?
後悔となんで?しかありません。
もう心の底から楽しいことは何もないです。ずっとずっと灰色の世界です。
毎日毎日早く行けることを思ってます。でもいけないし、私は意気地が無くて本当にズルい人間です。世の中不公平だと本当に思います。
帰って来てほしいです…。代われるなら代わりたいです
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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『慧日破諸闇』。
はじめまして、こんにちは。
浩文(こうぶん)と申します。
過去のご投稿もあわせて読ませていただきました。
どうか亡くなられた旦那さんの法助安楽ならんことを
お祈り申し上げます。
お読みしていて
たくさんの思いが心に浮かんできているように感じます。
とても率直な方なのだなと思いました。
『もっと仕事を手伝ってあげていたら。
もっと早く気がついてあげていたら。
なぜ夫が?』
『後悔となぜ?しかない。』
『もう心の底から楽しいことは何もないです。ずっとずっと灰色の世界です。』
私にはどうお答えしていいか分かりません。
でも、もしかしたら月子さんのそれらの思いに
何か大事な意味があるのかもしれない、
と考えたりしています。
月子さんにとって旦那さんはどのような方でしたか。
初めて出会ってからも含めれば数十年、一緒に過ごされてきた
お二人の時間はすべて台無しだと思われますか?
私には、そうは思えません。
月子さんにとっての旦那さんは
もっともっと深い愛情を持った
素晴らしい方だったのではないでしょうか。
愛らしくて笑顔だった。
最後まで「大好きだよ」とおっしゃっていた方だったのでしょう。
よく「過去は戻せない。無かったことにできない。」
と人は言います。
大抵、深い後悔と憎悪のこもった場合に使われる言葉です。
でも私は、
だからこそ、月子さんたちお二人の写真の笑顔だって
無かったことにはならないはずだと信じています。
今、旦那さんはどこでどんなふうに過ごされていると思いますか?
また、月子さんにどうあってほしいと願っているでしょうか。
どんな言葉をかけてくださっていると思いますか。
どんな灰色でも、どんなズルい月子さんでも
きっとかけ続けている言葉があると思います。
ご自身、たくさんの思いがぐるぐる回っているかもしれませんが
それでもかけ続けている言葉があると信じていただきたいです。
『主人を含め色々な人に思われて私も生きているのでしょう。』
きっとそうだと思います。
きっと今も、
太陽のように、月子さんの日に日に募る想いも灰色な世界も
彩るべく日々照らしてくださっていると
私は信じています。
南無釈迦牟尼仏 合掌
質問者からのお礼
お礼が遅くなりました。浩文様お返事ありがとうございます。
叱られるかと思いましたが温かいお言葉ありがとうございます。
楽しかった思い出も記憶も消えず、出会えたこと。ずっと一緒に過ごせたこと。結婚できたことは確かに後悔はありません。
今の私があるのは確かに夫のおかげです。
死んでもなお、お金も含め残されたもので生きています。
でもまだわかりません。夫が死んでからの世界はどこか異世界のようです。
他人のあらゆる幸せを呪いたくなるような気がするときもあります。
私にも迎えに来る日を早く心待ちにしているのに、毎日はとても長く。自分もまたあの日から少しずつ死んでいるような気がします。
夫の死は自死ですが、病気であり突発だったと思います。だからこそ、きっとこの世に未練もあると思います。
その未練をひとつでも私が叶えられたらと思います。
最後までまとまりなくすみません…。
回答本当にありがとう御座いました。