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夫から離婚したいと言われています

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不妊治療を3年経て、今回体外受精のすえ初めての子供を授かりました。現在、妊娠6ヶ月です。夫のほうが子供を強く希望しており治療を頑張ってきましたが、離婚をしたいと言い渡されました。私の発言が夫に対して否定から入るため会話をしたくない。私とだと素直に会話が出来ない。弱さを見せられないから一緒にいるのが無理になったと。子供が生まれてからも私に対してイライラしてしまう姿を見せたくないから、子供が生まれる前に別れたいそうです。人は簡単に変われないから、私が変わるのは無理だと言われました。私は、旦那と一緒に子育てしていきたいです。その考え方は、おかしいですか?解決策は、ありますか?結婚してから遠方に越してきて周りに知人もおらず気軽に悩みを相談できるのは夫でした。身籠っている状況で自殺を考えてしまうことがあります。宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

混乱の中でしょうが突っ走らぬよう落ち着いて

ご相談拝読しました。

そうですか…それは驚きとショックと混乱の最中でしょうね。

お二人で頑張ってきた不妊治療が実を結び、お子様の誕生を楽しみにお二人で過ごせるはずが、「まさかこんなことに」という状況でしょう。

死にたいと思うくらいお辛い気持ちであることはよくわかります。しかしいたずらにご自身を責めても問題は解決しません。生まれてくる命のためにも、あなた自身のためにも、しっかりと道を探っていきましょう。

「離婚をしたい」と相手に告げることはとても重い事だと思います。おそらく相当の悩んだ期間と覚悟があってのご主人の選択なのでしょう。そのことはまず受け止めなければならないと思います。

ご主人はご主人で子どもが生まれる前に別れたからと言って父でなくなるわけではありませんから、その責任はやはり受け止めてもらわなければなりません。

離婚になってもならなくても、命を守れるようにお子様のこと・生活のはことはよく話し合うしかありません。

しかし、あなたとしては分かれずにご主人と子育てしていきたいということでしょう。それは全くおかしなことでなく当然のお気持ちであると思います。

あなたは頼りにしてきたのだし、お子様の父親なのだし…。

後はお二人が目の前の人と結婚したというご縁をどう受け止めることが出来るのか。世界中の他の誰でもなくあなただったというご縁。

合う合わないは他人ですからあって当然です。人が中々変わらないこともその通りです。

それでもってこのご縁を手放していいのか、ご主人にももう一度考えていただけるとよいですね。

まずはあなたが真摯にご主人の気持ちを受け止める事。そこから話していきましょう。夫婦のことですからあなただけが悪いなどという事はけしてないはずです。
だからといってお互いの非を出し合うのでなく、本当にもう一緒にいられないのか、どうしたらいられるのか、そこを見据えて考える気持ちがまだあるのか…。

離婚は絶対にダメだとは言えません。別れた方が幸せになるケースもたしかにあるのでしょう。
しかし、自分で選んだ相手なら自分でどうにでもしてよいかもしれませんが、結婚相手とはご縁からのいただきものなのです。いただきものは大事にしなければいけません。

お二人でもう一度落ち着いて話せることを念じております。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

お返事ありがとうございます。お気持ちを察していただき心が軽くなりました。2人にとっていい方向が見つかるように話し合っていきたいと思います。

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