亡き父への後悔ばかりで苦しい
先日、父が咽頭癌で亡くなりました。12年前に若年性認知症を発症(原因は、私が出産の為に実家通いが出来なくなるので一人暮らしの父を2カ月程住まわせ気疲れさせたのが原因かもしれません。)認知症の薬を絶やさないよう12年ほぼ毎日車で往復40分かけて実家に、父の好きなお酒と一緒に持って行くのが日課になっていました。数年は苦にもならなかったのですが、私の子供も大きくなるにつれ段々と父の存在が煩わしくなっていきました。4年ほど前には、私自身が鬱症状が出てしまい、同時期に子供も人間関係から不登校になりメンタル面も弱まり学校を転入したり、またその下の子供も同じく高校に暫く通えなくなるなど4年の間にとても大変な事ばかりでした。父の病気が発覚したのは余命1カ月と宣告された8月の事です。振り返ってみれば、父の異変に気付いたのは半年程前でした。声がれの症状でした。でも私にはそれくらいの事など気に止める余裕すらありませんでした。6月久しぶりの病院の受診、先生にも食事の咳き込みで癌ではないかと尋ねてはみましたが肺炎になっていてそちらを優先に治すと言う事で耳鼻科の受診も2カ月が経つまで先延ばしにしてしまいました。その間は私の家で父親を住まわせ食事や薬の管理もしていましたが、2番目の子供の不登校と重なり、子供の事が一番大事一番心配で、父親の事など邪険にしていました。食事をする度に咳き込み額には汗びっしょり、冷房もない部屋に扇風機だけ、しかもお粥を作ってあげたのは家に居た最初と最後だけ、あとは普通食でした。もう既に私は、父と目を合わせて会話する事もなく、イライラして怒鳴ってばかり。私は独り言で「早くくたばればいいのに。死ねばいいのに。」と言った事もありました。最低な娘です。こんな性格の私じゃなかったはずなのに本当に鬼のように変貌していました。しかし、余命1カ月と宣告され病院生活になってからは、鬼のような私は消え去り、父に直接今までの事を詫びたりもしました。認知症の父は、私から邪険にされていた事など覚えていない様子でした。そして最期の時も、2人姉妹である私と妹で看取ることが出来ました。しかしやはり4年間父親をないがしろにしたと言う事がどうしても消え去りません。本当に父に申し訳なかっと涙が溢れ出てしまいます。出来る事ならもう居ない父親と交信し、謝りたい。許してくれなくてもいいから謝りたい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
想いは伝わっていますよ。
お父様のご逝去心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また、長い間の看護も誠にお疲れさまでした。子供さんのこともありながら大変であったと思います。
さて、様々なことがあったと思いますが、結論から申し上げれば、迷える大人羊さんに対し、お父様は感謝しておられると思います。たとえどのような事があったとしても、我が娘に対して、憎んだり恨んだりはしていません。もちろん生前中は痴呆症であっても、今はすでに痴呆症の肉体はありません。しっかりとした本来のお父様になっていますから、すべてのことは、これからも、迷える大人羊さんが心で思うたびにご理解されていかれます。
私たちは、様々な縁をもって生まれてきます。そして親子としての深き縁は切ってもきれません。ゆえに、親子だからこそ、誰よりも深く苦しみ、悲しみもあるのです。
でも、それさえ今回の人生で体験しなくてはならないことであれば、当然のごとく、様々な状況が展開していきます。
お父様が若くしてご病気になられ、又、その方を看病し、そこから学ぶことも多々あったと思います。もちろん、時には鬼のような心になったと反省することもあったかもしれませんが、すべての出来事には意味があるということです。
迷える大人羊さんが体験経験をしたことは、意味があったことです。
そして、充分にお父様に対しても後悔、反省を述べられています。しかし、そのことも徐々に忘れてください。それは、お父様はそのように思っていないからです。
勝手に思い続けても意味がありません。それよりも家族の方々に思いを掛けてください。
こうして自分の想いを表したことで、次に進めます。
これからも、家族で幸せな日々をお送りください。
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。読みながら嗚咽が出るほど泣いてしまいました。49日法要までは悲しんでもいいですよね?そして、父がそう思ってくれているのならば私も前を向いて進めます。子供がいるからこそ、父が居なくなっても笑うことも出来ます。でもまだやっぱり一人になると涙が溢れて来ますが…。和尚様の優しいお言葉で気持ちも少し楽になると思います。感謝です。これから家族で頑張って行きます。ありがとうございました😊
お礼のコメントで和尚様とお書きしましたが、日蓮宗ではお上人様と呼ばれているそうですね。失礼致しました。また一つ勉強になりました。それでは、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。