お寺の日常勤行(浄土宗)
浄土宗のお坊さんに質問です。
お寺での日常勤行は朝・昼・晩の三回か、朝・晩の二回どちらなのですか?
また、よろしければお寺の日常勤行差定を教えて頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
浄土宗では日常勤行の回数については厳密な決まりはありません。
それぞれの生活や信仰のスタイルに合わせましょう。
一日六回の場合から、朝昼晩の三回の場合、朝晩の二回の場合があります。
私はここだけの話ですが朝か晩のどちらかしか勤めておりませんし、日によってはどちらも勤めない時も多々あります。
ただしお念仏は毎日お唱えしていますよ。
お念仏をお唱えすることが何より大切ですからね。
日常勤行によって極楽浄土に往生するのでは無く、お念仏によって往生するのですからね。
お念仏はいつどこで唱えても構いません。
いつでも何遍でもお唱えくださいね。
さて差定についてですが、これもいろいろパターンがあるのですが最大公約数的には下記の通りです。
香偈
三宝礼
四奉請
懺悔偈
十念
開経偈
四誓偈または阿弥陀経
本誓偈
十念
一枚起請文
摂益文
念仏一会
総回向文
十念
総願偈
三唱礼
送仏偈
十念
(終わり)
それぞれの詳しい内容や意味や読み方などはお近くの浄土宗のお寺で教わってくださいね。
南無阿弥陀仏
お寺によってさまざま
勤行の回数や時間帯は、お寺によってさまざまだと思います。(兼業の住職も多いので。)
浄土宗で最も重要なのは念仏ですから、勤行という形ではなくても日常生活のいたるところで(トイレしながらでも)念仏することが理想だと思います。
六時礼讃(ろくじらいさん)という礼拝の歌みたいなものがあり、それは一日に6回唱える(夜中も含め)設定で、歌が6種類ありますが、現実的には1日6回は厳しいです。
一方で、法然上人は、晩年は毎日6万遍の念仏をなさっていたそうです。その場合、睡眠時間以外はほとんど念仏していたと思われます。
勤行の差定については、基本的には市販されている経本の順番どおりですが、地域やお寺によって違うと思います。
もしかしたら、動画サイトで見られるものがあるかもしれません。
質問者からのお礼
三宅聖章 様
ご回答ありがとうございます。
やはりお念仏は大切ですよね。
これからもお念仏を欠かさない様にしたいと思います。
又、差定を教えて下さりありがとうございます。
願誉浄史 様
ご回答ありがとうございます。
「トイレでお念仏」は法然上人も行なわれていたんですよね。
動画サイトで勤行を調べてみたところ、大筋は一緒なのですが動画によって細かいところが違いました。
動画と市販のお経本、どちらも参考にしたいと思います。