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彼への接し方と思い通りにしたいという気持ちの律し方

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別相談で「人付き合い」というテーマでご相談させてもらったのですが、中でも彼氏へのポジショニングが一番大きく感じています。

人間関係を構築することが下手で、人の気持ちを察することが下手くそ、他人への興味が薄い私のせいで、元々気持ちをあまり出さない彼との仲がぎくしゃくしてきています。

平素から私をどう思っているかわからなく、口でも語らない人です。「かわいいね」はあっても「すきだよ」は言われたことはありません。ただ彼なりにメッセージを発信してくれているはずなんですが、察知できず、またさっと口に出すことができません。

テンションが高い時と低いときがあったりで波のある人ですので、メールをしても驚くほど返ってきたり全く無反応だったり…そういう人と思って認識しておこうといつも思うのですが、返ってくることはまれで時につい苦しくなり眠れないほど辛くなります。

そこで「もっと返事くれ」や「なんで返してくれないの」とは言えないもので、自分の中でためてしまいます。もともと人の気持ちを察することがへたくそな私だからでしょう。繊細な彼はきっと私に対して不満や不信感が沸いているのかと思います。

はたから見れば大したことがないことかもしれないのです。でもこれまでの彼はマメに連絡・愛情表現をしてくれるタイプばかりだったので、いい年して処理方法が見つからずにいます。

昔ような情熱的な好きではなく、惹かれるという感覚で少し違和感を感じつつも、彼が好きだと思いお付き合いすることができました。
彼の気持ちを知るための行動を起こす勇気を持つことはもちろんなんですが、これまでと比べず、不安な時に自分をどのように律し、気持ちを軽くすればよいでしょうか。それとも、、、やはり私たちは相性的によくないのでしょうか・・・


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

恋愛にも菩提心(向上心)を

結論:自分を優先せず、相手に施すことからです。
男女関係によくありがちなのは、相手がそれなりに愛情表現をしてくれてはいるものの、
「それは私が望んでいる愛のカタチではないよ」という悲しい現実。
そういう時こそ「私はこういう方がうれしい」とぶっちゃけ合うべきです。
ぶっちゃけ合えないと将来的にも家族になれないからです。
そこで大切なのは「ぶっちゃけ方」。ぶち明ける、オープンに話すといっても感情的、(-"-)キレ気味、(´゚д゚`)怒りながら言われれば相手も「ナンダコイツ(-_-;)」とカチンときます。
男女関係は仕事でも能力でもなく、相手そのもの、人間性、本質面をとやかく申し上げるコトだから慎重な発言、ソフトに申し上げる事をお勧めします。
だから、失恋は自分が全否定されたような感じで長引くのでしょうね。
なるべく相手を傷つけないように、お願いするようにソフトに伝えることです。
今回のご相談の注意点。
「アナタが相手を変えたい」という願望がある。願望があるが故に、相手が変化しないと損失感が生まれる。怒りも生まれる。それは自分の意見を押し付けているからであることを知るべきです。
相手を変える願望を実現しようと思うならば「決して自分を優先してはいけない」。
限りなく謙虚になるべきです。相手もそれなりに生きてきた中で培われた性格です。
変わらないことが前提でお伝えするべきです。
人間一回やそこら言われたからといって簡単には変わりません。
でも最低三度は伝えてみてください。そうすることで「ああ、この人はこの事を本当にこうしてもらいたいんだなあ」と相手もわかると思います。
私は菩提心を大事にしています。菩提心こそ仏教の根本だからです。菩提心とは人間性の向上を絶え間なく持ち続けていくことです。人間性を高めようという向上心さえあれば、男女関係も仕事も、親子関係、あらゆる人間関係にも通じるからです。
菩提心があるが故に、もし相手が変わらなかったとしても、それも世の在りようなのだと冷静に理解することだってできます。
相手が変わらないならば、相手を変えず、自分を高めることで自ずから相手が今以上に必要としてくれるはずです。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

無理せずとも良いのでは?

はじめまして。

文章を拝読していて、ボクなりのポイントは「他人への興味が薄い私」というところだと思いました。

まず、その「私(=まっちさん)」が人を好きになったことはとても凄いことではないかと思います。そして、では彼のどういうところが好きなのかを具体的に考えてみてはどうでしょうか?

相手からの表現を待つよりも、ご自分から引き出してみるという方法もアリかと思います。彼の好きなところ、たとえば彼の言動で好きなところがあれば、一緒にいるときに彼がその言動をしたときに「あ、あなたのそういうとこ、好きだなぁ」と言ってみる。

すると、悪い気のする人はいないはずですし、ましてやお付き合いしている相手からあらためて言われれば嬉しいはずです。それが何度か続けば、彼の方もあなたの好きなところを褒めてくれたりなんらかの表現をしてくれるようになったりするかもしれません。

「愛」とは、砂漠で水を求めるようなものと言われますが、常に水がそばにあるとそれがわかりにくくなるものです。ですから、水を飲んだときに「あぁ、おいしい!」と素直に、あならから口に出してみると良いかもしれません。

合掌

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おきもち

真宗大谷派寺院で住職をしております。真宗目線でお話できることがあれば幸いです。また、ボク自身も勉強させていただければと思っております。よろしくお願いします。

人それぞれの生きてきた環境や育ちが違いますから…

人間は1人1人が育った環境や持って生まれた得意&不得意により、人に対する配慮や気遣いは人によって大きく変わります。また、その配慮や気遣いを受けとる人も様々な受け方となります。ですので、思ったままでは食い違いが生じてしまいがちになります。ここはお互いが思っていることを口に出し会うことで様々なわだかまりが解消されるのではないでしょうか。ただし、口調は柔らかく、おちつける空間で、仕草は笑顔がいいでしょう。日だまりの昼下がりがいいですね、話あうのは…。大事なのは我慢するところは我慢する。言うところは言う。でも行き過ぎちゃダメですよ(^_^)。

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おきもち

個別相談可能
みなさん、こんにちわ。童楽寺の副住職の小林裕淳(ゆうじゅん)といいます。悩み事が生まれては消え、そしてまた生まれては消えていきます。そんな私たちの日常…。 その中にいる私自身も生きることに悩んでいる1人です。悩みからの解放のためあなたと一緒になって楽しい日々作りをしたいと思います。宜しくお願いします。
この世を生きることは悩みの中に生きることになります。そのお悩みが見方を変えることで楽になればと願います。 辛いに横一字を足せば幸せになります。あなたのあともう一歩が幸せになりますよう願うばかりです。 歩んで行きましょう。 お互い無理せずに。

男女の温度差はつきもの

 まっちさん。男女間、恋人、夫婦は必ず起きる出来事と思います。ワシの知り合いはこの逆を味わっております。だからといって仲が悪いわけではありません。
 まっちさんの色々なことを気にする性格は自分をすごく成長できると思います。人間関係に悩むのは他人にどう接していいのか試行錯誤してるので自分に自信持った人より数倍カッコいいと思います。
 別れる前に相手の立場を想像して行動してみるのもいいと思います。そのためには色々なことを経験するのが一番と思います。自分が下らないと思うことにも障りでもいいので入ることもいいことと思います。

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おきもち

目指せ!となりのお坊さん あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのではありません あなたの悩みを解決するお手伝いを私がするのです ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
ここだけの話し  どんな些細な質問でも回答します! ・私の目指す僧侶は一休さんのようなちょい悪坊主です。時には常識にとらわれずとんでもないことを言いますが、しっかり受け止めて下さい。私もしっかりとあなたの質問を受け止めたいと思います。 ・先ずは30分からで、システムに慣れたら時間を延ばしたいと思います。

質問者からのお礼

大鐵様
ご教示ありがとうございます。正直普段から必要以上に考えてしまい行動の制約になったり、ネガティブモードに入ったりしてしまい自分でうんざりしてしまっておりました。が、大鐵様のお言葉ではたとなりました。
自分を追い込むのも自分、和らげるのも自分ですよね。考えないようにと思って制限するというよりも、その行動自体を受け入れ、ポジティブに転換させることができそうです!ありがとうございます。

小林様
ご教示ありがとうございます。「笑顔」ですね!確かにここ数年忘れておりました…
改めて「笑顔」を心がけ、彼に接するだけで少し変わってきたように感じます。まずは「私から」ですよね!心を閉ざしているのは私だったような気がします。後悔の無い様にもう少し頑張ってみます!

大桑様
ご教示ありがとうございます!わかっていながら具体的に実践するのが中々難しかったのですが、瞬間瞬間に対して気持ちを伝えるということ、、、とても響きました。それすらできていない私でした。その言葉に確実に反応し、ある時は言葉でも返してくれるようになりました。(鋭くつっこまれ困る事もありますが…)
できることからコツコツ習慣化させていきます!本当にありがとうございました。

丹下様
ご教示ありがとうございます!
「アナタが相手を変えたい」という願望がある…実は以前にも友人に指摘されたことがあります。なんとなく理解していたものの「これだ!」という実感をできずここまで来てしまいました。確かに恋愛だけに留まらず怒りポイントを棚卸すると仕事でもそうだなと改めて思いました。すべてに共通することなんですね。これからの人生の中でここが私の大きなキーになると思います。コントロールできず中々難しいですが、頑張ってみます!!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ