なぜ生まれてきたのでしょうか
最近生きているのがつらいです。以前にも質問しましたが、頭のなかにしにたい思いがあります。思い出すのもいやなことばかりです。いい思い出もなく、将来に希望もなく、生きているのはこんなにつらいのに、なんで生まれてきたのでしょうか?生きることにどんな意義があるのでしょう?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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辛さ、をゼロにしたいのですか?
こんばんは。寒くなってきましたね。
さて、「生きているのが辛い」、よくお気づきになりました。それは、この世で生きていることの証と言えるほど、とても正しい認識です。
ただ有難いことに、この世は辛さ100%ですできているのではありません。
朝起きて、喉が渇いていて、水を一杯飲みます。その中には、「喉の渇き」という辛さと、「水の潤いによる喜び」が両方とも含まれます。生きているから辛さもあり、生きているから潤いもある。
辛さと幸いの量を比べると、辛さの方がきっと多いでしょう。けれど、100%ではない。それに気づいていないように見えます。「いい思い出がない」と仰いますが、それをあなたは封印しているだけではないかと思います。
さて、あなたは朝起きた時、水を飲むこともできますが、飲まないこともできます。つまり、辛さに留まることができます。それから導かれることは、「行動が辛さを増やしたり減らしたりする」ということです。
「生きていること」についてのお尋ねですが、「生きている」というのは行動ではありません。つまり、それ自体が辛いとか幸とは関わっていないのです。「生きている」中にある何らかの行動ひとつひとつは、辛い幸いに関わります。「生きているとは」というボンヤリしたことの意味より、一つ一つのシーンや行動について、「これが辛さに繋がった」「これが幸いに繋がった」ということを思い出していく方が、変化に繋がると思いますよ。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます