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原発事故

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夫の実家は福島県 広野町という福島第一原発事故があった場所から20キロほどのところにあります。関東大震災時は一時的に避難区域になっていましたが数日後には解除され住んでいる人もいますが帰ってこない人もいます。私の職業は看護師です。結婚当初はよく夫の実家に帰っていましたが子供が生まれ私は避難区域ではない地域ですが子供の将来を考え子供が小さいうちは福島に連れていくことをしばらく遠慮してもらうことを提案しました。が。夫と義理両親は猛反対でした。電話や両親が都内に上京するたびに「広野は安全なのになんで孫を連れてこないんだ?初孫で長男の子供なんだぞ!親戚にも私たちは責められている、いつになったらくるんだ」としきりに言われます。先日は「連れてきてくれるよな?な?な?」と何回もしつこく私の頭に頭突きをしながら強制的に「はい」と言わせようとしました。毎回毎回会うたびに「孫はいつ福島にくるんだ?」と義理両親と夫3人から責められ気丈にふるまうのが限界になっています。子供と2人で 誰も知らないところへ逃げてしまいたいです。夫に相談にても夫も福島に連れて帰りたい人間なのそのたびに激しい喧嘩になります。私はどうすればよいでしょうか?どうがアドバイスをお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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データに基づいて相談を

お母さんがお子さんの健康を誰よりも気にかけるのは当然です。
たとえ危険性が無くても、夫や義理の両親が、あなたが安心するようにデータに基づいて説明しなければなりません。
その点に問題があるように思います。

福島のお坊さんなら詳しく知っているでしょうが、私は遠いのでネットで調べてみました。
その中で下記の資料がありました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kaihatu/016/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2015/01/28/1354739_3_1.pdf
この中に広野町の昨年の放射線量の地図があります。
幸いに風向きに恵まれ、事故当初より測定数値も低く、昨年も年5ミリシーベルト以下になっています。
そのため居住も許可が出ているのでしょう。
これを見る限り安心です。

しかしロシアのアレクセイ・ヤブロコフ博士の意見として、年1ミリシーベルトでも長期間(長期間が何年以上を指すのかは記載がありませんでした)に渡って影響を受けると、一部の人に何らかの障害が起きる場合があるようです。
http://www.eizoudocument.com/0645yablokovtxt.html

今回の里帰りでしたら数日でしょうから、広野町という場所と線量や、滞在期間を考えて、危険性はかなり低いと思われます。

それでも不安でしたら、例えば外で砂遊びなどはさせ無いこと、なるべく屋内で過ごすこと、など交換条件を出してはどうでしょうか。

感情論では喧嘩になるので、なるべくデータに基づいて夫と相談したほうがいいでしょう。

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

お忙しい中 データーまで調べていただき本当にありがとうございました。確かにデーターを使っての話し合いはしたことがありませんでした。数字を使っての話し合いなら根拠にもとづいてのことなので偏見なく話すことができると思います。福島県で頑張って生活している人たちにとっては私の行動は失礼なことかもしれません。が、子供が成長し、私の子供が将来子供を生む頃、私が生きている保障はありません。その時に子供に何かあったとき助けることができません。どうかどうか、ご理解をいただきたく思っています。

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