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お金を使うことへの罪悪感

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フルタイム、正社員で働く20代女性です。
お金を使うことに対してすごく罪悪感があります。
というのも、社会人1〜2年目はパワハラのような状態に遭い、毎日吐きそうになりながら出勤していました。ストレスが体調に出やすい体質で、心療内科で薬を貰っています。
今は多少のストレスはありながらも
当時に比べたらかなり快適に働かせて頂いています。
そんな経験があるため、「いつ働けなくなるかわからない」という恐怖があります。
また、実家が自営業で決まったお給料が出るわけではなかったためか、親や親戚から口うるさく貯金しなさい、貯金は大切、と言われていたため、貯金への恐怖観念のようなものがあると思います。

ですが物欲は多分普通〜多めな方で、
性格的にはお金はあれば使ってしまうタイプだと思います(汗)
また去年手術をして、人はいつどうなるかわからないし、行きたいときに行きたいところに行くべきだと思うようにもなりました。

いまは初めての海外旅行を計画しているのですが、ある程度大きい金額の支払になるため、罪悪感がすごいです。その他にも遠方にいる友達にちょこちょこ会いに行ったりするための旅費が定期的にかかっています。
このために働いてお金を貯めていたはずなのに、使ってしまうことへの罪悪感があります。

自分の楽しいこと、欲しいもののために
お金を使うとき、本当にこれで良いのだろうかと思ってしまい、心置きなく使えないのです。
お金がかわいそうと思います…
どう考えを変えたら良いのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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後悔もケチも根本は「怒り」の煩悩

お金を使った後に後悔するのは、過去に対する怒りの煩悩ではないでしょうか。
お金を使うことを嫌がる(むかつく)ケチの心も、怒りの煩悩でしょうね。
使ってしまったものは仕方ない。過去は過ぎ去りもうない。時間は巻き戻せない。
自分のサイフと相談して、これくらい支出しても大丈夫だと判断したのなら、ご自身の判断を信じましょう。
遣いすぎた場合も、過去に対して嫌がってもストレスがたまるだけで時間の浪費。
次から気をつければよいと、明るく前向きに反省しましょう。

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