怒りを抑え、冷静に対処したいです
働いてると理不尽な場面にたくさん遭遇します。私はブラック企業に勤めているのですがそんな場面ばかりで自分に心の余裕がもてなくて怒りを当たり散らしたり、人に対してもその人自身自分勝手なことを言ってる、と認識した途端にカーッと怒りが湧いてどうにかして言い負かしてやろうと考えて言い返してしまいます。
でもこの理不尽な会社で一度穏やかに過ごそうと無理な頼み事やお願いを快く聞いていたらなんでも頼まれるようになってしまって嫌です!と強く断るようになったらあの人は怒る人だから…と言われるようになってしまいました。
自分に心の余裕がなくなっていてよく考えればあんな言い方しなくてよかったのになんであんな怒ってしまったんだろう…と深く後悔することが多くあります。
理不尽な場面に遭遇しても落ち着いて冷静に対処するにはどうしたらいいですか?お坊さんは理不尽な場面に遭遇し怒りや悲しみの感情が湧いてきた場合どんな方法で自分を落ち着かせていますか?
22歳。自己否定感が強く、周りの目ばかり気にしてしまうのが悩みです。自分らしく生きたいです。
他人の成功に嫉妬する。少しのミスでも気になりクヨクヨする。自分は駄目な人間だと思ってる。人の目を気にする。人見知り。めんどくさがり。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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相手の立場に立ち、冷静さを取り戻す
こんにちは。亀山純史と申します。
「なぜ相手は理不尽な要求をしてくるのか」を考えてみましょう。「相手のことを考える」という行為は、相手の理由が如何なるものであれ、一度、相手の立場に立つことが出来る行為です。そして、相手の立場に立つことが出来れば、‟怒り”が湧き出ている自分に、冷静さを取り戻すことが出来るでしょう。(これは決して、私自身の中から、‟怒り”が消え失せることではありません。)
相手の立場は様々です。単に自分がやりたくないからとか、仕事への理想が高すぎるとか。あるいは、仕事を頼むのを忘れていて、期日が短いところでの仕事の依頼であったりとか。いずれにせよ、このような相手の立場に立つことによって、こちらの返答を考えてみてはどうでしょうか。お釈迦様の説法は、「対機説法」と言われています。「機」とは、「相手」のこと。つまり、「対機説法」とは、相手(機)に応じて教え(法)を説くということです。単に自分がやりたくない相手に対しては、「私も忙しくて(実際、相手は忙しくないかもしれませんが)、そのような仕事はできませんね。」理想の高い人に対しては、「理想的にはそうですが、そこまでする必要はないように思うのですが。」仕事を頼むのを忘れていた人に対しては、「ちょっと、急に言われても私には無理ですよ。」など。ケースバイケースですね。
以上が私からの回答です。少しでもお役に立てれば幸いです。