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写経と納経について

回答数回答 2
有り難し有り難し 13

初めまして、こんにちは。
多数ある質問の中、見ていただきありがとうございます。

自宅にて写経を始め、書き上げた枚数が増えてきました。

写経用紙で書き上げたものについては願文氏名・日付は書いてあります。

写経用紙が足りなくなったので書道で使われる半紙でも書き上げたのですが、こちらは幅が足りなかったため、最後の般若心経から後ろには願文・氏名・日付が書いてありません。

このような場合、後日 写経会へ参加の際に納経させていただこうと思っているのですが、半紙で書いた写経は失礼にならないように納経しない方が良いのでしょうか?

これから納経と写経会を初めてさせていただくので、何か失礼にならないようアドバイスがあれば宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

写経はお経を写すことに意味があるのです。

写経は本来印刷技術がないか未発達な頃に、お経などを書き写したことを言います。しかし、後にはそれ自体が行になっていきます。ですから、お経を書写することに意味があるので、願文氏名日付は本来要りません。専門用語で後付または後書といいますが、それがないお経などもたくさんあります。ですから何ら問題ないと思います。

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浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)、その後宗門大学(浄土宗の僧侶養成機関)である大正大学佛教学部で学び加行(住職修行)を得るための修行)を受け浄土宗教師(浄土宗の正式なお坊さんとしての、住職資格)を取った後、某寺に入寺、京都の大本山黒谷金戎光明寺内にある浄土宗教師修練道場(浄土宗教師が更に1年間研鑽を務める場)にて1年間修行研鑽、その後も研鑽を続け、教学(浄土宗を中心とした仏教の教え)・法式(お経のあげ方・儀礼)・詠唱(ご詠歌・和讃)・布教(教えの伝え方)・雅楽の研鑽を積んでいます。 がしかし、もともと小学校時代から精神疾患で、大学で精神科初診、20代は通院しながら、学業・修行・僧職を勤めていましたが、30代で仕事と結婚のストレスがさらにかかり、大きく心身の体調を崩して入院して以来、寺は休職しています。そして、今は寺を離れ草庵に暮らしています。 2003年に大きく体調を崩して、入院以来入退院を23回繰り返しています。40代過ぎから、徐々に精神的に安定し、50代手前の最近少しバイトが出来るようになりました。デイケア、障害者職業訓練、B型就労支援事業所とステップアップし、単発派遣から初めて、バイトで、2社に勤めて、体調悪化で入院してこの2社をやめて、今は3社目のアルバイトをしています。その中で得られた人間的成長の気づきもフィードバックしていきたいと思います。 精神障害2級の統合失調症・双極性障害・不眠症持ちです。 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 連絡先は、blister55.takahiro@gmail.com
対応できる時間は昼間です。音声のみにてお願いいたします。体調などにより対応できない場合もあります。専門分野は精神疾患・恋愛・人生・仕事・浄土教などです。よろしくお願いします。

十人十色の返答だと思いますが

にゃんこママさんはじめまして。質問を拝読しました。

にゃんこママさんは、ご自宅で写経されたくさん貯まっているのですね。用紙がなくなって半紙に書いたものについて納経できるのか気になっているのでしょうね。

御住職によって十人十色の返答だと思いますが基本的には問題ないと思います。

楽しい写経会でありますよう祈念しております。

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徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の月例法話の他に、地域の出張法話の依頼もあります。 出張法話で寺のある地域の特産品「梨」を紹介するので、「梨のおじゅっさん」として有名になりました。 ホームページ http://houwa-kanonji.com/

質問者からのお礼

井澤隆浩様、この度はアドバイスしていただきありがとうございます!
写経の本来の詳細も教えてくださり、とても勉強になりました。
読んでいて安心いたしました。
これからも続けていこうと思います。

中村太釈様、この度はアドバイスしていただきありがとうございました。
先日初めて写経会へ参加し、訊ねたところ家で書いた半紙での写経も納経することができました。
快く受け取っていただけて有難かったです。
これからも参加して、続けていこうと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ