集団と自立、程よく生きるには
集団での付き合いが苦手な割に、多数の人と仲良くすることに憧れのある寂しがり屋です。
私は一対一でなら楽しく相手とお話しできるのですが、三人ぐらいからの多人数相手だとどう会話を回せばよいか分からなくなり、口数が減り、「影の薄い人」になりがちです。
また、多人数だと全体的にだらだらとしてしまい、自分のやりたいことの時間が減ってしまいます。
さらに、常に付き合い続けていないと話題についていけません。
それらが私の性格に合いません。
それなのに、楽しそうにグループで喋り合っている友達が羨ましく見えます。
一人だと自由だし、自分磨きもできるし、自分の考えがしっかりとしてくるのですが、孤独です。
どちらもほどよく取り入れて生きていく心掛けは何でしょうか。
自立することも、人の輪を大切にすることもどちらも大事だと思っています。
お知恵をお授け頂けますと幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
❝独生独死独去独来(どくしょうどくしどくこどくらい)❞です。
お経典の中に「独生独死独去独来」とあります・・・。人間は本来「一人ぽっち」という事です。
だからこそ、逆に「他人を恋しがる」のです(必ずしも異性とは限りません)。
よく「人間は一人で生まれ一人で死んでいく」と言われますが、事実はその通りかもしれません。けれども、一人で生きていくことは、「大変ですし、寂しいし、辛いこと」です。それゆえ「友達や仲間」を求めるのです。
〈集団での付き合いが苦手な割に、多数の人と仲良くすること〉・・・あなたの悩みですが、大なり小なり、皆持っている「悩み」です。
無理に「友達」を求める必要はありません。あなたと同じようなタイプの人は、沢山います。何かの「キッカケ=ご縁」があれば、必ず出会えます。焦らず、慌てず、マイペースでいけばいいです。
但し、「他人の話や考えをよく聞く」という態度は常に持ち続けて下さい。
最後に、一休さんのお言葉;❝心配するな 大丈夫 何とかなる❞・・・じっくり味わいながら、「気の合う」友達を見つけて下さい・・・💛。小生も陰ながら応援しております。合掌
質問者からのお礼
大塚様
ご回答とお知恵をありがとうございます。
大変有難い教えを拝聴できて嬉しく思います。
「独生独死独去独来」。お経典の中に言葉があると思うと、不思議と心が安らぎました。
焦らない、慌てない、ということについても、現在の心理を見透かされたかのようです。早速、教えのご縁を感じました。
不安になった時は、教えていただいた一休さんの言葉を唱えようと思います。
「味わう」という言葉も素敵だと感じました。これからの人生、まだまだ未知に溢れていて、今私が知っている物事は氷山の一角にも満たないですよね。
とても穏やかな気持ちになれました。
誠にありがとうございました。