1人はダメなことですか?
私はグループで過ごすのが嫌いです。
グループのひとりの子がいない時はその子の悪口で盛り上がって、また違う子がいない時はその子の悪口で盛り上がってみたいな感じがすごく苦手で疲れました。
グループでいてもつまらないし、トイレや移動教室、帰る時まで皆で行動するのが辛くてたまりませんでした。
なので、グループを抜けてひとりになりました。
グループをいきなり抜けたので私が元々属していたグループの子たちに悪口を言われるのはわかります。
しかし、他のグループの子たちからもあの子はぼっちだなどと見られて悪口を言われる理由がわかりません。
ぼっちのやつはハブみたいな感じで私はクラス全員に避けられています。
なぜクラス全員に1人の人は避けられないといけないのか、そんなに1人が悪いことなのかわかりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
<独り>を大事にしなさい。
”悪口で盛り上がってみたいな感じがすごく苦手”
お釈迦さんはね、まず友達をよく選ぶようにとおっしゃったんだ。悪口で盛り上がるような連中はクラスメイトであっても、友達とは思わなくてもいい。
”そんなに1人が悪いことなのかわかりません”
お釈迦さんは、自分が心から尊敬するような人々と交わっていれば、良い影響を受けてあなたもいつかはそうなれるよ、と教えてくださっています。同時に、交わりたくなるような人がイマイチ見つからないのであれば、サイの角のように堂々と一人でいなさいとも教えてくださっています。
たしかに学校は集団生活の場ですから、何かと「仲間」とか「絆」とかが強調され団結することを求められますね。しかしながら、その仲間意識が仲間外れをつくるということもあるのです。学校行事や係の活動では協力するが、それ以外はむやみに同調などせず、堂々と一人でいなさいな。これを『論語』では【和而不同】(和して同ぜず)という。誰が後ろ指を指してきても、あなたの判断、行動を嘲笑ったとしても絶対に負けるな。