他人に勝手に失望してしまう
私は基本的に疑り深いタイプですが、一度仲良くなったりすると、その人の全てを信用してしまいます。
そして、その人の悪いところや自分の思ってた通りじゃないことをしていたり、思っていたりしたところを見てしまうと勝手に失望してしまいます。
「こんな人だったのか。がっかりだ」と距離をおきたくなってしまい、人間関係がいつも不安定なものになっている気がします。
信用している人には依存する癖があるから、ちょっとでも何かが違うと感じるとその人の全てが嫌になってしまうんだと思います。
でも、このままでは良くないと思っています。
適度に人を信用しつつ、適度に距離を保ちたい。
器用になりたいのですが、うまくいきません。
心の持ちようをアドバイス下さい。
恋愛に関して、好きになった相手に執着しやすい。 去る者を追いやすく、自分を好いてくれるが自分はそういう感情を持てない人(来るもの)は拒みやすい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分自身を信頼することです。
かたつむり 様 相談ありがとうございます。
器用になれるかどうかは、わかりませんが、適度に人を信用しつつ、適度に距離を保つことができるでしょう。それには、まず自分自身を信頼することです。
具体的には、ありのままの自分を受け入れ、自分を愛し、自分を癒し、自分自身が帰ることのできる心の居場所を、自分の中に持つことです。
その要素が以下になります。
・やさしさ(自分も他人も慈しむ)
・おもいやり(他人のことも、自分のことも悲しみ苦しみをよく理解しようとすること)
・よろこび(喜びを与えること。微笑んで挨拶したり、優しいことを自分にも他人も向けていること)
・おおらかな広いこころ(包容力のこと。他人も自分も分け隔てなく広い視野を持って物事を判断すること。)
これらの事を仏教では、「慈・悲・喜・捨」の四無量心とよび、落ち着いた癒しをもたらす心構えとして尊重しています。
これらの要素を少しでも、意識して行動しようと思えば、少しづつ変化が訪れ、適度な距離感つまり「お互いが信頼しあえるという」変化をもたらすでしょう。
まずは、自分を慈しむ、自分に優しくする、自分を癒すというところから意識してみては如何でしょうか?自分が喜び、自分が癒されていると、それを他人にも分けやすくなりますから。試みてください。
お読みいただきありがとうございました。
一礼
質問者からのお礼
お礼が遅くなり、申し訳ございません。ご回答ありがとうございました。
自分に優しくしてあげる、慈しんであげるところからなのですね。
自分に自信がなく、自分のことが嫌いというのは自覚していましたが、人を信頼する前に、自分を信頼してあげなければならなかったのかと気づかされました。
「慈・悲・喜・捨」の四無量心を今後意識していきたいと思います。