やりたいことができず、この世から消えたい
半年ほど前にうつ病、適応障害と診断されてからやりたいことができなくなってしまいました。
今までは仕事をして稼いだお金で好きなことをするのが楽しかったです。
でも、以前勤めていた会社で教育係を任されて、教え方を工夫しても成長してくれないことがストレスでした。
結局自分でやった方が早く仕事も終わるしストレスが少ないと教えてもできなければ自分で仕事してしまうようになりました。
ストレスを軽減する行動と思い込んでいたけど、自分を追い詰めてしまったのか、ある日突然涙が止まらなくなり、仕事に行けなくなってしまいました。
そこからは病気との闘いで、病院へ行けば症状が良くならないからと薬が増える一方。
それでも薬を飲めば良くなると信じて飲み続け、会社に戻るなら転職しようと思って転職しました。
仕事が楽しくなってきたころ、またうつ病が邪魔をしてきました。仕事をしたくてしたのに、身体が邪魔をしてくるのです。
また涙が止まらなくなり、今度は家からも出れない。
無理くり恋人に病院へ連れて行かれ減っていた薬もまた増える。
やりたくてした仕事ができないことが辛くて、今まで生きがいにしていたコンサートへも行けなくなりました。
通勤が無理なら、家出できる仕事ならと仕事のスタイルを変えてみました。
それでも楽しみ始めたらまた邪魔をしてくる病気。
私のやりたいことを散々邪魔してきて、3度目は流石に耐えれません。
生活のためもあるし、親に負担もかけたくないし、自分で生活したいから仕事はしたい。
そんな好きな仕事もできないなら、さっさと消えていなくなりたい。
散々泣いて落ち込んだ後、気付いたら自殺の方法を調べてばかりいました。
ただ仕事をしたいだけなのにできない私はどうしたらいいのでしょうか。
この世界からいなくなれたら楽なのにと考える日々です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
社会を豊かにすることと、心を豊かにすることは
拝読させていただきました、慈陽院の平本と申します。
仕事をしてもうつ病が再発してしまい、お悩みになっているのですね。
まず、たまごさんを苦しませている一番の原因は、「思い通りにしたい」という自己に悩まされているのだと思います。
思い通りにしたい気持ちは、向上心という良い側面の他に欲望という底なしに求めて、人を苦しませる側面を持っています。
仕事というのは、生きていくうえで大事なことですが、仕事の取り組み方を一歩間違えると大変なことになってしまいます。
まずこの世の中は、何が起こるか分からない世界です。そんな世界では、思い通りにならないことの方が圧倒的に多いのです。
この自然世界で幸せに生きていくには、ありのままの現実を受け入れて受動的に生き、小さな幸せに感謝していくことで心が幸せになっていきます。
しかし社会や会社は、そうはいきませんよね。
責任という言葉の下に思い通りにすることが当たり前になっています。
理想を目指して頑張ることが幸せだと教えられ、欲望を満たすことが幸せであると信じている人がいます。
しかしこれは、社会を豊かにする考えであり、人の心を幸せにすることはできないのです。
欲望を満たしてもさらなる欲望が湧き、満たすこともなく果てしなく求めてしまいます。
そして求めることができなくなったときに人は、悩み苦しむことになります。
つまり社会を豊かにすることと、心を豊かにすることは、反比例をしているのです。
ここまでは、たまごさんを苦しめている原因です。
では、具体的にどうするかですが、それは受動的な側面を鍛えることです。
太陽の日差し、空の様子、風や外の匂いや木々や草花や鳥の様子や気温を五感で一杯に感じて、大きく深呼吸をします。そして美しい自然をみつけたら写真に収めます。
食事のときも命を頂いていることに感謝をして、味覚に意識を向けます。
小さな幸せに感謝の気持ちを持ち、日々生かされていることを感じれば、また違った自分に出会えると思います。
そして不安なときには「なんとかなる!!大丈夫!!」と思い、心を落ち着かせていけば活路を見いだせると思います。
またお悩みごとがありましたら、ご相談お待ちしています。
質問者からのお礼
うつ病になってから自然を見にいくことは増えていましたが、何も感じなくて悲しい気持ちでいっぱいでした。
ご回答をいただいて、本当は悲しい自分でいようとしていたのかもしれません。
また自然を見に行こうという約束を恋人ともしているので、今度は自然の素晴らしさを見ていい写真を撮ろうと思います。
なんとかなる、大丈夫っていう言葉大切にしていきます。
少しだけでも生きる意味見つけれそうです。
また辛くなってきたらご相談させてください。
ありがとうございました。